本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「毋」です。
【Q】漢検1級配当漢字「毋」。「毋れ」の訓読みは？
「毋れ」の読み方は？
「毋」は「母（はは）」と似ていますが、よく見てみてください。少し違いますね。
「母」とは形だけではなく、意味も違いますよ。
※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。
出典（読み・配当級）：『漢検要覧1/準1級対応』（公財）日本漢字能力検定協会
正解は……
「なか（れ）」です。
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【漢字解説】
「毋れ」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
（ナクアレの約）動作の禁止に用いる語。…するな。「嘆く―」「事－主義」
出典：広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店
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「～するな」「～してはいけない」の古い言い方です。
上記の他にも、「言うなかれ（言うな・言ってはいけない）」や「驚くなかれ（おどろくな・おどろいてはいけない）」などといった使い方ができます。
「毋」の解字
象形。もと、母と同形で、ははおやの意味を表したが、篆文から二点を横一線に改め、ないの意味に用いる。
出典：新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
※問題解説：オトナサローネ編集部
（意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています）
