SUPER EIGHT丸山隆平、8年ぶり映画主演 “差入屋”の一家描く「人生を見つめ直すという貴重な作品に」【金子差入店】
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◆丸山隆平、8年ぶり主演
『泥棒役者』以来8年ぶりの映画主役を務める丸山は今回、差入店の店主を務める主人公・金子を演じる。刑務所や拘置所に収容された人への差入には、厳しい審査や検閲があり、「差入屋」とは様々な事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある。今作ではそんな差入店を営む家族の絆を描く。
丸山は「監督の中に眠るマグマのような熱量を受け止めて、嘘なく演じることができたのではないかと思います」と語り、「自分自身がこれまで歩んできた人生を見つめ直すという貴重な作品にもなりました。きっと何か大切なものを見つけてもらえるのではないかと思っています」とコメントを寄せている。
◆真木よう子ら共演者も発表
金子の妻の美和子役は真木。確かな演技力で、世の中の価値観に惑わされず自らの信念を静かに貫く美和子を芯に強さのある柔らかさで表現する。
2人の息子の和真には、NHK大河ドラマ「光る君へ」に藤原道長の長男役で出演するなど、今最も注目される子役の一人、三浦。3人と一緒に暮らす金子の叔父の星田には、日本のエンターテインメント界の重鎮・寺尾。2016年に主演を務めたドラマ『仰げば尊し』の現場で制作スタッフだった古川豪の才能にふれ本作への出演を決めた。本作では要所要所で家族を支える星田を飄々とした優しさで演じている。
◆古川豪監督もコメント「どうか一人でも多くの方に観ていただけますように」
監督は古川氏。本作で長編初監督を務め、新たな才能でオリジナル脚本も自ら手掛けている。完成までに構想から11年の歳月をかけた本作について監督は「差入店やそれにまつわる人々を通して、家族とは?血とは?家庭環境とは?を問うています。どうか一人でも多くの方に観ていただけますように」とコメントしている。
金子が罪を犯した人々やその家族と対峙する時、胸を締め付けるドラマがあり、不運な事件があり、未解決の謎がある。これまでにない設定で、人間の可笑しさと切なさ、ダークサイドから希望に満ちた光までを追いかける感涙のヒューマンサスペンスとなっている。(modelpress編集部)
◆主演:丸山隆平コメント
僕が演じた金子は、真っ直ぐな男です。それゆえに、自分で制御できない危うさも抱えています。家族に対する愛情はとてつもなく大きくて、差入屋という自分の職業と家族の間で揺れながら生きている人間です。古川監督とはクランクイン前に何度もお会いして、生い立ちなど個人的な話もたくさんさせていただき、互いの人間性を深く知った上での撮影となりました。監督の中に眠るマグマのような熱量を受け止めて、嘘なく演じることができたのではないかと思います。登場するすべての人たちとの人間関係を、どんどん掘り下げていく物語なので、自分自身がこれまで歩んできた人生を見つめ直すという貴重な作品にもなりました。ひと言で言えばいくつもの家族の物語なのですが、ひと言では簡単に言えない愛おしさや怒り、苦しさや喜びなどの想いが詰まっています。その中から宝探しをするような気持ちで観に来ていただければ、きっと何か大切なものを見つけてもらえるのではないかと思っています。
◆監督:古川豪コメント
助監督として参加する撮影の最中、拘置所の近くでポツリと構える差入店に目が留まりました。調べるうち、差入れ代行業の必要性を知るに至りました。昨今のセカンドチャンスに寛容になれない世間の風潮に一石投じられるのでは?とも思ったのですが、なかなか納得いくものが書けず、時間は過ぎていきました。11年。その間私自身結婚し、子を授かり、変わっていく価値観とともにストーリーも変化していきました。差入店やそれにまつわる人々を通して、家族とは?血とは?家庭環境とは?を問うています。丸山隆平さんをはじめ素晴らしい俳優陣や愛すべきスタッフたちとともに作りあげました。どうか一人でも多くの方に観ていただけますように。
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《モデルプレス》