コ・ミンシは今最もホットな韓国女優「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」で“映える”怪演【プロフィール】
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【写真】話題の韓国女優、衝撃の“血まみれ”姿
◆コ・ミンシ、デビューから6年で韓国トップ俳優に
一度見たら忘れられない力強いまなざし。この数年間でミンシは韓国俳優界に欠かせない存在となった。
本格的なデビューは、22歳(放送時)で出演したドラマ『猟奇的な彼女』(2017年)。翌年、キム・ダミ主演の映画『The Witch/魔女』で注目を浴びると、『恋するアプリ Love Alarm』(2019年・2021年)、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』(2020年・2023年・2024年)と、大作Netflixシリーズに立て続けに出演。2021年にはドラマ『五月の青春』でイ・ドヒョンと共に主演を務め、映画『別れる決心』(2022年)、『密輸』(2023年)と、各年の映画賞を総なめにした作品にも参加。2023年には、韓国で最も権威のある映画賞「青龍映画賞」で「新人女優賞」に輝いた。
どんなジャンル、どんな時代背景、どんな役柄でも柔軟に適応し、深みと大衆性を併せ持つミンシ。その勢いは加速するばかりだ。最新作『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』は、名優キム・ユンソクが16年ぶりにドラマに復帰したミステリースリラーで、深い森の中にあるペンションを舞台に、複雑な人間関係と心理を描き出す。ミンシは、デビュー後初めてスリラージャンルに主演として出演。ユンソク演じるペンションのオーナー・ヨンハと対峙する神秘的でミステリアスな女性ソンアを演じ、徐々に凶暴になっていくソンアを“怪演”したその演技力には高い評価が寄せられている。
また、シャープなビジュアルとは裏腹に、チャーミングで初々しい人柄や仕草でも人気を集めているミンシ。「青龍映画賞」の新人女優賞で名前が呼ばれた際、全く予想していなかった様子で目を見開き、転びそうになる姿が話題となり、“ミンシびっくり”という言葉ができたほど。また、ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)のファンであり、同映画祭でNewJeansがゲスト公演を行った際には、感激する姿が「ファンそのもの」と注目を浴びた。2024年からは、初のレギュラーバラエティー番組『ソジンの家2』にキャスティングされ、パク・ソジュンやチェ・ウシクらメンバーたちとのコンビネーションは、早くもネットを賑わせている。
◆自ら切り拓いたコ・ミンシのシンデレラストーリー
順風満帆に見えるミンシだが、22歳でのデビューまでの道のりは決して早くはなかった。幼い頃から俳優に憧れるも、高校卒業後はウェディング業界に就職。約2年ほどウェディングプランナーとして働いた後、親の反対を押し切ってソウルへ上京し、アルバイトをしながら演技スクールに通った。
しかし、芸術大学の演劇映画科の入試には不合格。逆境の中で、自らシナリオ、演出、主演を手掛けた短編映画『平行小説』を制作。この作品は俳優としての苦悩とアイロニーを詰め込んだものであり、「第4回SNS3分映画祭」で大賞を受賞。同年、動画コンテンツ「72秒TV」の72秒ドラマに出演し、この作品を見た現在の所属事務所であるMYSTIC ACTORSから声がかかり、契約に至ったという。
本格的に女優デビューを果たすと、韓国ノワールの巨匠パク・フンジョン監督の『The Witch/魔女』で、少ない分量ながらも重要な役割を担うキャラクターをオーディションで勝ち取る。同作で韓国のアカデミー賞と称される「大鐘賞」の助演女優賞にノミネートされ、一躍知名度を上げることとなった。
その後、助演として参加した各作品で、主演を食うほどの存在感を発揮するミンシの演技が話題となっていく。韓国ドラマ史上初めて米NetflixTOP10に上がったソン・ガン主演の『Sweet Home -俺と世界の絶望-』では、バレリーナの夢を諦め、心を閉ざした少女を演じ、物語序盤で最もオーラを放っていたのがミンシだという声もある。また、同作のために7か月間バレエを習い、体重も約14キロ減量するなど、ストイックな役作りをこなすその素質が、デビューから6年でこれほどの功績を残す理由の一つだろう。『密輸 1970』ではキム・ヘスやヨム・ジョンアといったベテラン俳優たちに囲まれながらも、ミンシの熱演が光り、演技力が高いために現場でも先輩俳優たちから非常に可愛がられていたという。
◆業界からも熱視線 活躍が期待されるスター1位に
出演作ごとに巧みに変化する演技力や、同年代の俳優たちにない深みのあるオーラ、トレンディにもオールドスクールにもなれるビジュアルなど、ミンシは業界からの期待も非常に高い。今年、ミンシは韓国メディア「THE FACT」が発表した業界関係者が選ぶ2024年に活躍が期待されるスターの中で、IUと同率で1位に選ばれた。「演技、ビジュアル、業界が望む条件をすべて備えている」「ロングランが期待される」と評価された。また、「シネ21」の「韓国映画NEXT50」特集では「コ・ミンシは大衆に好かれる資質をあまねく備えている。アイドルのようにトレンディで可愛らしい外見であるかと思えば、過去のテレビスターのように安らかで親しみやすい魅力も誇る」とされ、「今後、ロマンス、コメディー、アクションを網羅するマルチスクリーンスターになることを予告する」と高い期待を寄せられた。
『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』のユンソクも「今後のフィルモグラフィーが気になる俳優。あの小さな体の中にものすごいダイナマイトがある」と舌を巻くほど。現在、少なくとも3作の主演ドラマが検討中と報じられており、今後彼女を目にする機会はさらに増えるだろう。(modelpress編集部)
◆コ・ミンシ(Go Minsi)プロフィール
生年月日:1995年2月15日
出身:韓国 大田広域市
国籍:韓国
身長:160cm
血液型:AB型
所属事務所:MYSTIC ACTORS
デビュー:2017年SBSドラマ「猟奇的な彼女」
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