TWICEら、強硬な法的対応へ 韓国でディープフェイク性犯罪の蔓延が社会問題化
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【写真】TWICE、美脚&美くびれ披露
◆TWICE事務所、ディープフェイク性犯罪に強硬対応へ
ディープフェイクとは、AIを使って写真や動画を作成・加工し、実際の人物のフェイク写真、映像などを作り上げる技術のことだ。
JYPは30日の声明で「最近、当社アーティストのディープフェイク(AI生成)動画が拡散していることを深刻に懸念している」とし「これは明らかな不法行為であり、私たちは関連するすべての証拠を収集し、強力な法的措置を進行している」「アーティストの権利侵害を傍観せず、この問題に対処するために断固として対応する」と発表した。
ディープフェイクによるポルノ被害は、K-POPアイドルの間で常に問題となってきた。JYPのアイドルだけでなく、今年に入ってはガールズグループ・NewJeansや歌手クォン・ウンビらも、ディープフェイクによる性被害事案について警察捜査が進んでいることを明らかにしている。
◆10代の一般女性が多数被害 韓国で再びデジタル性犯罪深刻化
さらに現在韓国では、数十万人が関与している可能性があるディープフェイク性犯罪が連日報じられ、大統領が対応を呼びかける事態に発展している。
今年5月、韓国トップの名門大学であるソウル大学で、ソーシャルメディアサービス「テレグラム」を利用して女子学生ら数十名のディープフェイク写真や動画を制作・流布したとして、同大卒業生が逮捕される事件が発覚。8月中旬、同様の性犯罪が他大学や全国の中学・高校にまで蔓延していることが分かり衝撃が広がった。
「テレグラム」のチャットルームでは、参加者が知人や同窓生の写真を共有し、わいせつなディープフェイクを作成し共有するというシステムが出来上がっているという。中にはおよそ22万人の会員が参加する、「テレグラム」のディープフェイク制作チャンネルも確認されたと報じられている。中には収益を見込んだ有料のものもあり、さらに被害者・加害者の多くは10代だという点でも問題が深刻化している。
SNS上では、被害が確認された学校の名簿なども拡散。女性たちは緊迫した状況下で不安を抱きながら、早急な捜査・対応を求めている。
韓国では2018年から2020年にかけて、同じく「テレグラム」等を利用した大規模なデジタル性犯罪事件「n番部屋事件」が社会を震撼させた。近年のAI技術の発達に伴い、ディープフェイクポルノの被害が爆発的に増加しており、再びデジタル性犯罪の危機に見舞われている。(modelpress編集部)
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