前田拳太郎・奥智哉ら「君ゆき」キャスト10人集結 剣舞・主題歌パフォーマンスで魅了【君とゆきて咲く〜夏の宴〜】
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【写真】イケメン新キャスト登場「君ゆき」相関図
◆前田拳太郎・奥智哉ら隊士たちの華麗な“剣舞”でスタート
手塚治虫氏の隠れた名作を、前田×奥という気鋭の若手俳優2人のW主演で映像化した本作。幕末の世を駆け抜けた新選組隊士たちをエモーショナルに描き上げている。
4月の放送開始から作品を追いかけてきた熱心な『君ゆき』ファンが集った会場は、イベントが始まる前からすでに熱気が。開演を今か今かと待つ雰囲気のなか、暗転したステージに足音が聞こえ始める。そして、暗闇に響き渡る歓声のもとオープニングを飾ったのは、劇中でも重要なファクターとなっていた“剣舞”だ。新選組メンバーを演じる前田(鎌切大作役)、奥(深草丘十郎役)、杢代和人(松永新之丞役)、羽谷勝太(南無之介役)、柊太朗(原田左之助役)、庄司浩平(斎藤一役)、藤岡真威人(沖田総司役)、永田崇人(山南敬助役)の8名が舞った。
新選組局長・近藤勇を演じる高野の猛々しい号令でスタートした剣舞は、まさに一糸乱れぬ圧巻のパフォーマンス。会場は一瞬にして『君ゆき』の世界観に染まり、スタートから盛り上がりを見せることになった。
MCのお笑い芸人・カナイによってメンバーが1人1人紹介され、それぞれ劇中で演じるキャラクターもまじえながら個性的な挨拶をみせるなか続いて登場したのは、新選組とは敵対する⻑州藩の庄内⽞悟を演じる上野凱。さらに、第9話で魂の叫びを見せながら華麗に散っていった新選組頭取・芹沢鴨を演じた三浦涼介もゲストとして登場した。
劇中ではドスの効いた声で迫力満点の芹沢だったが、三浦はそんな役柄とは180度違う“謙虚すぎる”挨拶で会場を沸かせる。今回の出演メンバー全員が揃い、オープニングの興奮冷めやらぬままファンミーティングはスタートした。
◆前田拳太郎「僕とおっくんの“成長”もわかるシーン」
まず、藤岡が“ステージ用の草履を履き忘れて登場してしまう”という珍ハプニングで盛り上がりをみせると、そこから始まったのは「キャストが選ぶ もう⼀度⾒たい『君ゆき』名場⾯!」。キャストが選んだ名場⾯をVTRで振り返るコーナーだ。鎌切大作役をつとめる前田が選んだのは、「第1話の⼤作と丘⼗郎のプロローグシーン」。主人公の2人が躍動し、最初のシーンにして最終話まで繋がっていくという重要な場面だ。3カ月という撮影期間を総括するような場面であるともいい、前田は「僕とおっくん(奥)の“成長”もわかるシーンだと思います」と自信をみせた。
そして、庄司が選んだ名場面は、「第9話・芹沢鴨の最期」。物語にとって、また劇中の新選組にとっても「大きなターニングポイント」だというこのシーン。庄司は「個人的にも思い出深い。僕(=斎藤)は“特等席”で見てた」そうで、芹沢を演じた三浦の「美しくて、はかない表情」に心を打たれたという。しかし、当の三浦はこのシーンについて、「みんな、すごい見てるな思ってた(笑)」と振り返り飄々とした表情。一方で、「(史実における)“芹沢鴨”のイメージはいろいろとあると思うんですけど、自分なりに考えて、新たな芹沢が生まれたらいいなと思って一生懸命演じました」と、放送後に“芹沢ロス”という言葉も聞かれたほど反響のあった役に対して真摯に向き合っていたことを振り返った。
そして、そんな三浦の芝居を、わざわざInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)を送って絶賛したというのが、永田。役の設定もあり、このシーンを現場で見ることはできなかったという永田だが、映像を見て三浦の芝居に「驚愕した」そうで、「(感動を)伝えたかったんだけど、現場にもう(三浦が)いらっしゃらなかったから、DMしちゃって。けっこう長文で送りました。言わずにいられなかった」と興奮気味に語る。しかし三浦は、そのDMに嬉しかった言葉などがあったか聞かれると、「ちょっと……ない(笑)」と一言。このやり取りに、会場は爆笑に包まれていた。
なお、この「キャストが選ぶもう⼀度⾒たい君ゆき名場⾯!」は、各公演で名場面を選ぶキャストが変更。8月31日19時回は永田・上野・藤岡が、9月1日13時回は羽谷・杢代・柊太朗が、そして9月1日17時回では奥・高野が選び、それぞれ撮影エピソードや思い入れを語った。キャストたちの熱い作品愛、そして名場面の映像に、会場も毎回大きな感動に包まれた。
◆キャスト同士のモノマネも!
続いて行われたコーナーは、「君ゆき撮影裏話」。京都での⻑期間の撮影を登壇キャストたちがトークで振り返った。
まず前田が明かしたのは、羽谷が「虫にビビッて」したというよく分からない行動。顔のほうに飛んできた蜂にビビった羽谷は、なぜか“下段蹴り”をしたそうで、まったく意味なく蜂は顔に触れてしまったという。このエピソードで笑いが起こるなか、川での撮影ではキャストたちはブヨに刺され悩まされたそう。みんなで水をかけ合うなど“キャッキャした”シーンだったが、実際には虫刺されにより足が痛いなか撮っていたとのことで、過酷な環境でも切磋琢磨しながら一生懸命撮影に臨んでいたことが伺えた。
そして、三浦の“普段の声”と“劇中の声”が「全然違う」という話題も。前述の通り、三浦の芝居をDMで絶賛したという永田は、「並大抵の技術じゃないです。スゴすぎてビックリした」と同じ役者目線での驚きを語る。そんななか、上野が「三浦さんの声ものまねが上手い」という証言が。ということで上野にものまねが振られると、上野は「おいお前ら」とドスの効いた声で三浦の声まねを披露。その上手さに会場が大いに沸いたが、そんな上野が撮影エピソードを披露する番になると、上野が今回のイベントの台本を“まったく読んでいない”疑惑が浮上することに。隣の席に座る永田はしっかりと台本が頭に入っており、そんな永田のサポートによって上野もエピソードを話すことができ、“新選組と長州藩”の助け合いに会場は温かい雰囲気に包まれていた。
このコーナーではまた、庄司によって柊太朗の驚きの“破壊”エピソードが明かされる一幕も。劇中の原田左之助のトレードマークである槍がもたらした“悲劇”に、観客も大いに驚かされる。そして、8月31日の19時回では「この人、実は…」というテーマで、9月1日の17時回では「この際だから聞きたいこと」というテーマでトークコーナーが展開され、各回さまざまなエピソードが披露されている。
◆奥智哉に会場から「かわいい」の歓声
時間が経つにつれ会場が一体となっていくイベントは、さらに盛り上がりを増していく。「君ゆきメンバーキャラ分け座談会」のコーナーでは、キャストたちが自らの名前が書かれたカードを「カッコイイ」「カワイイ」「ボケ」「ツッコミ」のボードに自己分析をふまえて貼っていくことになったが、ここでは観客から「かっこいい!」「かわいい!」のリクエストの声が飛び交うことに。
とくに、奥の番では会場全体が「かわいい!」の歓声で包まれ、奥が自信をもって自らを「カワイイ」のボードに貼ると拍手喝采。一方、もっとも「かっこいい!」の歓声が上がったのは、杢代。「レべチイケメン!」という声も飛ぶなか、杢代自身もこれには納得のようで、自分の名前を「カッコイイ」の一番上に置くという堂々たる姿を見せていた。
続いて行われたのは、ゲームコーナー「褒め合い一刀流 剣術稽古会」。稽古のように1対1で剣を交わしながら、互いへの誉め言葉を交互に言うこのゲーム。笑ったり口許がゆるんだりしたら負けとなっているが、判定は永田(=山南)に一任されることに。すると、ここでは永田の“趣味”や“好み”が爆発。最初に「わたしの好きなとこをまず言ってください」とリクエストしたかと思えば、奥がリップクリームを落としてしまうハプニングが起きると、そのリップを即座に拾って奥の唇に塗る永田。これに会場では歓声が起こる。
さらに、ゲーム中に杢代と羽谷によって“新之丞様と南無之介”の劇中でのやり取りが再現されると、永田は「個人的にこのシーン大好きなの」と興奮。また、対決に登場した高野の「流派が違う」という謎のこだわりには大爆笑で、永田はツボにハマったように笑い続けていた。そして、永田の独断によりこのゲームの“優勝者”が決定。豪華優勝得点をゲットしたのは…?
なお、8月31日19時回で行われた「君ゆき 小豆運びの変」、9月1日13時回の「その思いが俺の誠だ!『“ハグ”末の志士』」、9月1日17時回の「以心伝心!新選組同士テスト」と、各公演回のゲームコーナーも大盛り上がり。キャストたちも大いに楽しんでいた。
そして、イベントの最後には楽曲パフォーマンスを披露!ドラマから誕生したユニット「キミユキ」が、4月期オープニング主題歌『炎』と、アンコールでは4月期エンディング主題歌『夢HANABI』を歌った。すると、メンバーたちはステージを降り、さらに客席を練り歩いての大サービス。最後の最後にこの日一番の熱狂的な盛り上がりをみせ、イベントは幕を閉じた。
『君ゆき』ファンにとってたまらない内容盛りだくさんとなった2日間のファンミーティング『君とゆきて咲く〜夏の宴〜』。1週間にわたってアーカイブ配信も行われている。(modelpress編集部)
※本レポートは、8月31日15時回の模様を主に紹介
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》