本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「蝟」です。
【Q】漢検1級配当漢字「蝟」。「蝟」の5文字の訓読みは?
「蝟」の読み方は?
「蝟」の部首は虫部(むし・むしへん)ですが、蝟は虫ではありません。
愛らしくて、キュートな哺乳動物です。自宅で一緒に暮らしている人もいるかも。
※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。
出典(読み・配当級):『漢検要覧1/準1級対応』(公財)日本漢字能力検定協会
正解は……
「はりねずみ」です。
ーーー
▶▶▶他の問題にもチャレンジ!!! 答えは>>こちら
ーーー
【漢字解説】
「蝟」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
[字義]
はりねずみ
むらがり集まる
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
「蝟」にははりねずみという字義だけでなく、むらがり集まるという字義もあります。
「蝟集(イシュウ)」という熟語もあり、はりねずみの針のように1つの場所にむらがり集まるという意味があります。
「蝟」の解字
形音。虫+胃(音)。音符の胃は、彙(イ)に通じ、はりねずみの意味。彙が書くのにむずかしいので、別体字の蝟ができた。
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
はりねずみは臆病で、ひとり好き
はりねずみはトゲトゲとした針をもつ哺乳動物です。はりねずみは臆病な性格で、大人になると特に用心深くなるといわれています。
夜行性で朝から昼は暗い場所で眠っています。はりねずみは深夜~早朝が活動時間なので、かれらの活動時間にお世話するようにしてくださいね。
ちなみに、はりねずみの針は生後24時間で生えそろい、生後6週間前後で大人の針がそろってきます。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
参考文献:なみはりねずみ(にしかわなみ)(イラスト)、井本暁 (読み手)『ハリネズミの“日常”と“ホンネ”がわかる本』日本文芸社 2018年