自宅のWi-Fiが遅い、通信が安定しない…そんな時に考えられる原因や改善案はいろいろありますが、今回はその中でもちょっと意外な改善方法を紹介しようと思います。やり方はとても簡単で5分ぐらいで誰でもすぐにできる方法です。
Wi-Fiの速度が 遅くなる原因の一つとして電波干渉というものがあります。電波の送信出力が高いまま使ってしまうと、ルーターの電波が届く範囲に他のルーターの電波も大量にある状態となっており、電波干渉しやすくなります。送信出力を落とすことで電波の飛ぶ範囲が狭くなり余分な場所に電波が届かなくなります。こうすることによって他の電波との干渉が減って通信が安定しやすくなるというわけです。
今回はNECのWX5400を利用して速度を測っていきたいと思います。まずは送信出力100%で速度を調べると下り速度が550Mbps、下り速度が420Mbpsでした。これを送信出力が12.5%に落として再度計測してみると、下り速度が600MBps、上りが440Mbpsという形で先ほどより速度が上がりました。送信出力を下げたにも関わらず速度が上がったのがわかると思います。これは電波強度自体は同じで出力を下げたことにより電波の込み合いが解消された結果、このように通信速度が上がったのだと考えられます。動画では、バッファローのWSR-6000AX8、NECのWX5400HP、TPLinkのAX73の3機種での設定方法を解説しています。同じメーカーのルーターで あれば機種が違ったとしても設定方法は基本同じだと思いますので参考にしていただければと思います
■筆者紹介 トヨ
家電量販店歴18年のトヨが発信するチャンネル「トヨサポチャンネル」を運営。 学生から高齢者まで8万件を超える接客をしてきた経験をもとに パソコン PC周辺機器 スマホ・タブレット ネット回線 などの基礎知識、失敗しない選び方、比較やレビュー、設定や使い方の解説している。
※YouTubeチャンネル「トヨサポチャンネル」https://www.youtube.com/@toyosapo
