ジェクスによる令和5年の調査によると、夫婦で1ヶ月以上性交渉がないセックスレスは約64%にのぼり、令和2年の約52%から増加しました※。レス社会に突入した日本。「セックスレスの本音」では、なかなか語られることのない、レスに悩む女性の本音にアプローチします。
今回はリンさん(仮名・42歳)に話を伺いました。
【セックスレスの本音#7】前編
子どもに見られてEDに
リンさんが夫と出会ったのは、20歳、社会人2年目のとき。彼は大学2年生でした。10対10の合コンで知り合い、交際を経て、夫の転勤をきっかけに24歳で結婚。
「体を重ねるのは週1~2回。結婚の前と後でも変わりませんでした。25歳で1人目が生まれ、27歳で2人目を出産。その間も、週に1~2回の頻度は落ちなかったはずが……。転機が起きたのは、34歳のころ。夫の転勤で引越したあとの出来事でした」
引越し先は3LDKのマンション。寝室にベッドを3つ置いて、みんなで川の字で寝ていました。
「上の子が小学2年生のころ、夫としているのを見られてしまったんです。次の日の朝、『昨日パパがママ食べよったね~』と無邪気に言われて……。夫はこの日を境に、EDになってしまいました。同じタイミングで夫は仕事が忙しくなり、『夜はやるより寝たい』と言うように。仕事で重要な役目を任せられ、ストレスを感じていたのでしょうね」
3年経った、37歳のある日。リンさんは「夫の様子がおかしい。元気がなく、ふさぎ込んでいる」と気づきます。彼を病院に連れていき、会社を2ヶ月休ませることになりました。
「『会社を辞めて地元に戻ろう』と言いましたが、『そんな無責任なことはできないよ。今の会社に頑張ってしがみつくよ』と言うばかりでした」
旦那さんは自分をだましだまし、がんばっていた矢先、あることを「自分へのごほうび」にします。それによって、事件の引き金がひかれました。
>>夫が「自分のごほうび」に与えたものは……
夫が「自分のごほうび」に与えたものは……
「夫はごほうびとして、風俗に行きました。それまでは汚いと言っていたのに。”嫁とはレスだし、がんばっている自分にごほうび”と考えたみたいです」
「夫がデリヘルで頼んだのは、ひと回り年下の女の子。どうやら、彼女は夫の顔がタイプだったようで、『裏オプションでヤッてもいいよ』と。最初は断ったそうですが、それが好感度を上げたみたいで……口で奉仕してもらっているとき、上に乗られて避妊具なしでしたそうです」
初めは乗り気でなかった旦那さんも、意外なあることをきっかけに、その子にはまり込んでいきました。
「彼女のメイクのラメが、夫の顔についたそうです。それを取ってくれたときに、恋に落ちたんだそうです。心を許せる相手にコロッといってしまうんですよね……。1ヶ月に2回、お客さんとして彼女に会っていたそう。その後は彼女から言われて”彼氏”として、プライベートで半年ほど定期的に会っていました。『子宮筋腫だから妊娠することはない』と言われて、避妊具なしでしていたみたいです。『タダで、生でできてラッキー』と思っていたらしいです」
いつもは22時に帰ってくる夫が、24時に帰るようになり、休みの日も出かけるように。
「うすうす感づいていました。爪をすごく短く切るようになったし、乳首周りの毛を、急にととのえるようになったし。でも、あることをきっかけに、下の子に気づかれてしまったんです」
▶続きの【後編】ではレス中に、夫は風俗へ。そして不倫、相手の子を妊娠させて…
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<取材・文/綾部まと>