朝ドラ「おむすび」阪神・淡路大震災発生 避難所で配られた“冷たいおむすび”に「幼い結の純粋さが突き刺さる」「朝から号泣」の声
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【写真】朝ドラ「おむすび」阪神・淡路大震災発生での避難所シーンに視聴者涙
◆「おむすび」結(橋本環奈)“あの日”を思い出す
平成16年(2004年)、糸島フェスティバルのあと、翔也(佐野勇斗)からよく寂しそうな顔をしているのはなぜかと聞かれた結(橋本)は「たぶんあの日から…。9年前。1995年1月17日」と答え、まだ6歳だった“あの日”のことを語り始める。
平成7年(1995年)1月17日の回想シーン。両親の聖人(北村有起哉)と愛子(麻生久美子)が営む理髪店の2階で、両親と姉・歩(高松咲希)と一緒に暮らしていた結(磯村アメリ)は、同日早朝、のちに「阪神・淡路大震災」と命名される巨大地震に見舞われる。大きなケガもせず無事だった結たち一家は、避難所になっている小学校へ避難した。
夜、電気が止まり、ろうそくの火だけが灯る避難所で結たちは、寒さをしのぐため毛布をかぶって身を寄せ合っていた。そんな中、地元に住む雅美(安藤千代子)が避難者たちに手作りのおむすびを差し入れに来てくれる。数が少ないため、おむすびは2人で1つ。お腹を空かせていた結は、歩と半分に分けたおむすびを「やった〜!」と喜び、1口食べた。すると、結は「おばちゃん?これ冷たい。ねえ、チンして」とお願い。雅美は今は電気とガスが止まっていて温められないのだと話し「街も道路もめちゃめちゃで、ここまで来んのに…えらい時間かかって冷めてもうた。ほんまにごめんな」と謝りながら涙ぐむ。
「おばちゃん、なんで泣いてんの?」と泣いている理由がわからない結に「おばちゃんな、生まれも育ちも神戸やねん。大好きな神戸の街が…あんなんなってんの見たら…」と言葉を詰まらせ、涙。「でも、大丈夫。絶対大丈夫やから」と結を優しく励ました。
◆「おむすび」結(橋本環奈)の過去に視聴者涙
同話では、結の辛い過去が明らかに。これまでに励ましや労い、人との絆を結ぶキーアイテムとして何度も登場してきた「おむすび」が、今回は避難者への差し入れとして描かれ、視聴者からは「辛い」「朝から号泣」「リアルだった」「色々な感情が交錯した」「幼い結の純粋さが突き刺さる」「半分こにした冷たいおむすびがすべてを物語っている」「子どもの無邪気さが残酷」「この光景と差し入れのおむすびは一生忘れられない」などの声が上がっている。
◆橋本環奈主演朝ドラ「おむすび」
朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成元年生まれの主人公・米田結が栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”となっている。(modelpress編集部)
情報:NHK
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