50歳、自己投資を100万円だけしてみようと思った。「服を買いに行くのが恥ずかしかった」70の私がパーソナルジムで手に入れた「いちばん大切なもの」 | NewsCafe

50歳、自己投資を100万円だけしてみようと思った。「服を買いに行くのが恥ずかしかった」70の私がパーソナルジムで手に入れた「いちばん大切なもの」

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50歳、自己投資を100万円だけしてみようと思った。「服を買いに行くのが恥ずかしかった」70の私がパーソナルジムで手に入れた「いちばん大切なもの」
50歳、自己投資を100万円だけしてみようと思った。「服を買いに行くのが恥ずかしかった」70の私がパーソナルジムで手に入れた「いちばん大切なもの」 全 1 枚 拡大写真

日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。

◾️ユミエさん
   東京都在住、54歳、会社員。バツ1、独身・子なし、1人暮らし。29歳の時に結婚するも32歳で離婚。販売士1級、中小企業診断士の資格をとり、係長→課長と順調にステップアップ。

【私を変える小さなトライ#9】前編

38歳で係長に就くも激太り。50歳、「人生を変えるための100万円」の使い道は

こんにちは。ユミエです。38歳で役職に就いたのですが、ちょっと身に余る部分もあり、そこからは仕事の重圧で転げるように太ってしまって。50歳のときにわらをもすがる思いでパーソナルトレーニングジムに入会、その一歩を踏み出したことで、これまでと違う世界の扉が開いて、新しい仲間との出会いが待っていました。そんな体験談をお話ししたいと思います。

私は子どものころからポチャポチャしていました。成長とともに少しは抑えられましたが、係長になったころから、仕事のプレッシャーで過食が止まらなくなってしまって。営業職だから接待が多いのに加えて、お酒が大好きで、寝る前にワインボトルを1本空けるような毎日。体重は70を超え、やがて会社の健康診断でメタボ健診に引っかかるようになりました。夕食の後にコンビニでファミチキを食べ、さらにカフェでケーキも食べ、帰宅後は1本飲んで酩酊、気絶するように寝るような日々でした。

いろいろあって32歳で離婚していたのですが、元夫と共同名義で買ったマンションを50歳のときに売却したら、ローンを全額返済しても利益が出ました。そこで私はこう考えたんです。

「50歳、いま私は人生の折り返し地点にいる。これから先の人生を変えるために、自分に100万円だけ投資しよう」。

何に使うか考えた時に、取引先の出版社の社長さんが某お盆の上で回るパーソナルトレーニングジムで見事に痩せて、「100万円もかかったよ~」と嬉しそうに言っていたのを思い出しました。「そうだ! 100万円を自分に投資してみよう」と。

さっそくネットで評判を検索しましたが、「すぐリバウンドする」「行ったらサプリを買わされた」など不安なことが書かれています。私、エステでも「このクリーム買ってください」と言われると、断れないタイプなので、それは嫌だなと。ネットをいろいろ検索して、悪い評判のなさそうなパーソナルトレーニングジムを見つけました。そこはプライスがお安いだけでなく、すごく自分に合っていたのです。どこが合っていたのかって?

「褒め上手のトレーナー」が勝利の鍵。たった1年で70から50までダイエット成功、そして

これまでもパーソナルトレーニングジムに通ったことはあったのですが「食事はこうしてください」と言われるものの、これまであれだけずぼらな食で過ごしてきた私ですから守れません。それを「だから痩せないんですよ!」と怒られ、結局、嘘を書いて提出したり、誤魔化そうとして嫌な思いだけが残って、結果、痩せない(笑)……。何のためにお金を払っているのか分からない結果に。

このジムが良かったのは、個室のマンツーマンレッスンで人の目が気にならなかったことと、専属のトレーナーとも気が合ったこと。子どもくらいの年齢のイケメンのお兄ちゃんが、毎回、体重を量り、その数値を読み上げて……。何のプレイなんだか(笑)って感じですが、このトレーナーがとても褒め上手だったのです。

「昨日、飲み会で夜中まで飲んでました」と報告しても、大笑いして、「やっちゃったかー。まあ、楽しかったらいいじゃないですか」といった感じで、全く怒りません。ちょっとでも体重が減っているとめちゃくちゃ喜んでくれて「さすがですね〜」とか、とにかく褒め上手。「また来る時までがんばっちゃおう〜」ってやる気が出ました。

月2回のセッションは、1回75分で運動指導と食事指導がメインですが、「会社でこんなことがあった」みたいな愚痴を聞いてもらったり、「広島カープ、どう思う?」と野球の話をしたり、楽しい時間でした。いいところを褒めつつ、うまく乗せられた感じで、1年経った頃には70からなんと50kgまで20も痩せていました。

50代女性の体重の平均は52kgと聞いて、「これでもういいかな〜。そろそろやめよう」と思った時に、ジム内のコンテストで優勝した岡山県の女性のビフォーアフターの写真を目にしました。

心の底から驚きました。だって、私と同じ歳で、同じ155cmで、しかもビフォーの写真が申し訳ないけれど私以上にふくよか、もう相撲取りのようなスタイルだったのに、美しく痩せていて。「人って、こんなにきれいになるんだ?」と衝撃を受けたんです。

 

「同じ年なのに、こんなにきれいに変わった人がいるんだ」。コンテスト出場を決意する

「私もこの人みたいになりたい」とスイッチが入りました。その人のSNSも「フォローさせてください!」とフォローしました。ヘアメイクの写真や日々のトレーニングの様子を見て、「人ってこんなに変われるんだ」と勇気づけられました。

そんな時、トレーナーから「あなたもコンテストに出られますよ」と言われて。1回目、コロナ禍でのオンラインの大会では結果が出ませんでしたが、2回目は「品川でコンテストがある」と教えてもらって。体重を50から44kgまで落としました。

コンテストにいざ出るとなったら、パーソナルトレーニングジムだけでは足りなくて、大手スポーツクラブにも入会して、トレーニングを始めました。スタジオプログラムが面白くて、ハマりました。みんなで一緒にエアロビを踊るのが楽しいんです。

一番太っていた時は体脂肪が39%近くあって、恥ずかしくてスポーツクラブに行くのも嫌だったんですが、大会で優勝した時には10%くらいになっていました。筋トレに加えて、トレーナーの指導で、ボクサーがやるような水抜きも3日間やって仕上げるんです。大会前はSNSを見ると、「みんな頑張っているのに、私、全然ダメだ」と人と比べてしまってネガティブになるので、トレーナーから「SNSを見るのはやめてください」と指導されました。体を変化させるだけでなくて、メンタルトレーナーとして精神面も支えてくれる、心強い味方でした。

ここまでの前編記事ではユミエさんがパーソナルトレーニングジムに入会して体重を落とし、ジム内のコンテストに出場するまでを伺いました。続く後編記事では「ベストボディ・ジャパン」に挑戦した話を教えてもらいます。

つづき>>>3Lのダボダボ服が定番だった私が、なんと体脂肪率10%で「ベストボディ・ジャパン」の千葉大会で優勝!

 


《OTONA SALONE》

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