【中学受験2026】山口県、新中学2校の入試方法など発表
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山口県は現在、周防大島地域で連携型、玖珂・周東地域で併設型、下関地域で中等教育学校による中高一貫教育を行っている。2026年度からは、進学指導に重点を置いた中高一貫教育を行うため、岩国高校と下関西高校に新たに併設型中学校を設置する。
新しい中学校の校名は、「山口県立岩国高等学校附属中学校」と「山口県立下関西高等学校附属中学校」に決定。2026年度の入学定員は、各校60人とする。
両校では、難関大学への進学に必要な学力・未来を切り拓く力の育成を目指し、国語・数学・英語などで標準時間数以上の授業を実施。数学などで高校の内容を先取りする学習、国語や英語などで高校の内容に触れながら発展的な学習に取り組む。
岩国高校附属中学校では、DXハイスクール指定校である岩国高校と連携し、ICTを活用した教育を展開。下関西高校附属中学校では、スーパーサイエンスハイスクール指定校の下関西高校と連携した探究学習を行う。両中学校に学校部活動は設置せず、生徒ひとりひとりの興味関心に応じた主体的な活動などを実施するとしている。
両中学校の2026年度入学者選抜は、2025年12月20日に実施する。応募資格は、保護者の住所が山口県内にある者で、2026年3月に小学校等を卒業する見込みの者。そのほか、山口県教育委員会教育長が特別に出願を許可した者も応募できる。
選考検査は、文系・理系分野の記述式の課題1・2、個人面接、集団面接(学校裁量)。検査問題は、下関中等教育学校との3校同一内容とし、A4冊子により各45分で実施する。
なお、併設型中学校は原則として、高校に設置している文理探究科に接続し、高校入学時の選抜はない。文理探究科は、併設型中学校以外からも受検可能。併設型中学校以外からの受検については、文理探究科と普通科を学科別に募集する。
新しい併設型中学校の詳細は、山口県教育委員会Webサイトで公開している。
《奥山直美》
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