朝ドラ「おむすび」美佐江(キムラ緑子)が見せた震災の傷跡 “辛気臭い”孝雄(緒方直人)嫌う理由に「胸が苦しい」「複雑」の声
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【写真】朝ドラ「おむすび」美佐江(キムラ緑子)が心の傷を打ち明けるシーン
◆「おむすび」美佐江(キムラ緑子)、結(橋本環奈)に胸の内を吐露する
男手ひとつで懸命に育ててきた一人娘の真紀を阪神・淡路大震災で亡くした孝雄は、すべてを失った悲しみから12年間1歩も前に進めず、商店街で孤立していた。「夏休みこども防災訓練」の炊き出し担当を任されている結(橋本)はある日、中間報告のために美佐江のパン屋を訪ねる。
そこで結は、震災で惣菜屋を失った美佐江が、前を向いて生きていくためにパン屋を始めたことを知る。パンの匂いを嗅いで少しでもみんなに幸せな気持ちになってほしかったという美佐江は、ずっと俯いたまま何も変わらない孝雄のことを「毎日毎日墓参りして。ホンマ辛気臭いわ!」と苛立った様子で話し、ため息をついた。
結は「でも…。一人娘の真紀ちゃんが亡くなったんやし、しょうがないとは思いますけど…」とフォロー。「そろそろ仲直りしませんか?」と提案した。すると、美佐江は「あの人だけやないんよ、家族失うたん。うちの兄貴も兄貴の奥さんも地震で死んだ」と孝雄と同じように家族を失っていることを告白。「悲しんどって戻ってくるんやったらなんぼでも泣くわ。せやけど死んだ人はもう戻ってこうへん。うちらは生きなあかんねん。せやからな、あの人見るとイライラすんねん!ホンマ」と胸中を打ち明けた。
◆「おむすび」美佐江(キムラ緑子)が孝雄(緒方直人)を嫌う理由に注目集まる
美佐江が真紀を失った悲しみから立ち直れないままでいる孝雄を嫌う理由が明かされ、視聴者からは「美佐江さんにも大切な人との別れがあったとは」「全然わからなかった」「美佐江さんの言葉が胸に響く」「誰よりも孝雄さんの気持ちがわかるんだろうな」「こんなの泣いちゃうよ…」「そんな理由だったなんで…。複雑な気持ち」といった声が上がっている。
◆橋本環奈主演朝ドラ「おむすび」
朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成元年生まれの主人公・米田結が栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”となっている。(modelpress編集部)
情報:NHK
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