教育水準の高さ自慢、5年連続1位は…生活意識調査2024
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ソニー生命保険は、2024年10月18日から10月28日にかけて、全国の20歳から59歳の男女を対象に「47都道府県別 生活意識調査」を実施し、4,700名の有効サンプルを集計した結果を発表した。この調査は今年で10回目を迎え、各都道府県100名ずつの回答を基に、暮らしやすさや食べ物の美味しさなど、さまざまな視点から都道府県の魅力をランキング形式でまとめたものである。
調査の結果、福岡県が「暮らしやすさ自慢」で2年ぶりに1位を獲得した。福岡県は前回調査の6位から大きくランクアップし、再びトップの座に返り咲いた。福岡県の暮らしやすさについては、「街の機能がコンパクトにまとまっている」や「自然豊かで、利便性が高い」といった意見が多く寄せられた。福岡県は観光や移住、ワーケーションでも人気が高く、東京、北海道、沖縄につぐ評価を受けている。
また、福岡県の経済が活気づいていることも背景にある。福岡県の地価は、住宅地で+3.8%の伸びを示し、福岡市においては+9.5%とさらに高い伸び率を記録している。商業地地価も高い伸びを見せており、福岡市を中心に不動産市場の好況が続いている。福岡空港の国際便の復元も早く、直行便数はすでに2019年を超えており、国際都市としての成長が期待されている。
一方、新潟県は「食べ物の美味しさ自慢」と「お酒の美味しさ自慢」で1位を獲得した。新潟県の食べ物の美味しさについては、「お米や魚が美味しい」との声が多く、お酒については「水が美味しく、酒蔵がたくさんある」との意見が寄せられた。
教育や子育てに関しては、福井県が「教育水準の高さ自慢」で5年連続1位を維持した。福井県の教育水準の高さについては、「学力テスト全国上位」や「学力が高い」といった評価が多く、教育環境の充実がうかがえる。また、「子育てのしやすさ自慢」では鳥取県が1位となり、「県や市からのサポートがある」や「自然が多くて、のびのびと子育てできる」といった意見が寄せられた。
この調査結果は、各都道府県の特徴や魅力を浮き彫りにし、地域の強みを再確認する機会となっている。福岡県のように、暮らしやすさや経済の活気が評価される地域がある一方で、新潟県や福井県のように、食文化や教育環境が高く評価される地域もある。これらの結果は、地域の魅力を再認識し、さらなる発展を目指すための貴重なデータとなるだろう。
◆教育水準の高さ自慢
1位「福井県」(18.0%)
2位「東京都」(13.0%)
3位「石川県」「兵庫県」「奈良県」(同率10.0%)
6位「秋田県」(9.0%)
7位「富山県」(8.0%)
8位「岡山県」「福岡県」(同率7.0%)
10位「神奈川県」「長野県」「愛知県」(同率6.0%)
◆子育てのしやすさ自慢
1位「鳥取県」(26.0%)
2位「兵庫県」(19.0%)
3位「沖縄県」(18.0%)
4位「栃木県」「福井県」「岐阜県」「愛知県」「宮崎県」(同率15.0%)
9位「山形県」「奈良県」「福岡県」(同率14.0%)
《栄亜衣》
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