「こんなことはめったにない」キーラン・カルキンの演技に絶賛集まる『リアル・ペイン』 | NewsCafe

「こんなことはめったにない」キーラン・カルキンの演技に絶賛集まる『リアル・ペイン』

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『リアル・ペイン』©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
『リアル・ペイン』©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved. 全 7 枚 拡大写真
全米で大ヒット中、第82回ゴールデン・グローブ賞にて作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか4部門にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ監督・脚本・製作・主演『リアル・ペイン~心の旅~』。この度、従兄弟役でW主演し、同・助演男優賞にノミネートされたキーラン・カルキンの新場面写真が解禁された。

本作は、かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠になってしまった従兄弟のデヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会、亡くなった最愛の祖母を偲ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅する姿を紡いだロードムービー。

ポーランドのツアー旅行に参加し、様々な地を巡りながら、旅行の目的地であるマイダネク(ナチス・ドイツが設置した強制収容所の1つ。現在は跡地として見学が可能)へ向かう道中、家族のルーツやそれぞれの人生の葛藤と向き合うデヴィッドとベンジーの姿が、ときにユーモラスに、ときに心を揺さぶりながら描かれていく。

今回解禁された新画像は、ツアーの最中、様々な表情を見せるキーラン・カルキン演じるベンジーの姿を中心に捉えたもの。

ツアースタートとなるホテルのロビーでデヴィッドと共にソファに腰掛けるシーンや、観る者の心に何かを訴えかけるような真剣な眼差しで前を向く姿。

列車の中で寝過ごしてしまった駅のホームを疾走するコミカルなひと幕を切り取った画像も。

キーラン・カルキンが演じるベンジーは、情熱的でチャーミング、自由奔放で人を魅了するが、どこか危うさを合わせ持ち、アンバランスな一面も垣間見える複雑なキャラクター。

難しい役どころではあるが、キーラン・カルキンは見事に体現し、「カルキンは絶品!イライラさせられると同時に、限りなくチャーミング!!」(Polygon)、「カルキンとアイゼンバーグは史上最高のコンビだ!」(Entertainment Weekly)といった絶賛評が世界中から集まっている。

当初、自分自身がベンジー役を演じるつもりだったというジェシー・アイゼンバーグも、「ベンジーがこの映画の本当の主役なんです。キーランの素晴らしさのおかげで、ありがたいことに、観客は(映画を)観続けて(物語を)解き明かそうとするんです」と語っており、彼の演技を絶賛。

昨年、TVシリーズ「メディア王 ~華麗なる一族~」のローマン・ロイ役で、第81回ゴールデン・グローブ賞と第75回プライムタイム・エミー賞の主演男優賞を受賞したキーラン・カルキンだが、本作での神がかり的演技に2年連続となるゴールデン・グローブ賞の獲得や、アカデミー賞ノミネートにも大きな期待が寄せられている。

実はキーラン・カルキンは、本作の撮影直前に「メディア王 ~華麗なる一族~」の最終シーズンとなる第4シーズンを終えたばかりだったそうで「この映画の出演を断念するために全力を尽くした」というほど、本作への出演を渋っていたとか。

しかし、ジェシー・アイゼンバーグが手掛けた脚本を読んでその考えが一転。「完璧だった。僕は何もする必要がなかった」「深く考えたくないと思うほど、出来る。と思った。こんなことはめったにないんです」とすっかり脚本に魅了されたこと明かしている。

ベンジーというキャラクターについても「彼はとてもカリスマ性があり、愛すべき存在だけど、同時に嫌われる存在でもある。僕の人生にもこういう人がいたんです」と分析しており、まさにハマり役といえる名演をスクリーンに刻み込んでいる。

本作は、第40回サンダンス映画祭でお披露目されて以降、絶賛の声が世界中に拡散。北米での公開スタート時には週末3日間で興行収入24万ドルを達成し(DEADLINE誌 調べ)、2024年度公開作品中TOP3に入る6万ドルの館アベレージの特大ヒットを記録。

その後の拡大公開では、公開3週目にしてランキングを大きく更新、第9位にジャンプアップ。アメリカの批評サイト「ロッテントマト」でも95%fresh(12月11日時点)をキープし続けている。

また、キーラン・カルキンはニューヨーク映画批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも助演男優賞を獲得している。

『リアル・ペイン~心の旅~』は2025年1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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