ホテルを使用するとき、具体的なシーンの対応で明確な決まりがないと振舞いに迷いがでます。覚えておきたい13のポイントを(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え・リバイバル/ホテル編】
実例1:ロビーの待ち合わせ。ソファーに浅く腰掛けて待つ?深く腰掛ける?
ホテルのロビーで待ち合わせをする機会も多いと思いますが、待ち合わせをした方を見かけたらすぐに立てるように、ソファーに軽く腰かけて待つとよいでしょう。ソファーに深く腰掛けてしまうと、すっと立ち上がれずもたもたしてしまう場合があります。
非日常の場であるホテルでは優雅に、そしてエレガントに振る舞えるように心がけるとよいですね。
実例2:チェックイン前や後に荷物を預ける? 預けない?
チェックイン前でもほとんどの施設は宿泊日であれば預かってくださいます。その際は宿泊者であることがわかるように伝えてください。しかし、どこのホテルも同様ではないので確かめてからチェックインを。
チェックアウト日も、ほとんどの施設が預かりの対応をしてくださいます。ただし、貴重品は入れないようにし、必ずその日中に引き取りを行ってください。
また、ホテルにはクロークがありますので、賢く利用したいものです。大きなバッグやコートなどを手に持ちながら、レストランや催し物の会場に行くのはスマートではありません。
▶チェックイン時のマナーは?
実例3:チェックインは24時間いつでも受け付けてくださるの?
予約時に到着時間を伝えるホテルが多くなっています。伝えた時間より大幅に遅れる際は、必ず連絡をしましょう。連絡なく大幅に遅れるとキャンセル扱いとなる場合も。
また、宿によっては夜間は扉に施錠するところもあり、チェックインできなくなってしまうケースもあります。一本連絡をいれるというマナーを守るだけで、待つ宿の方も安心して待ってくださり、互いに気持ちよく過ごせるものです。
実例4:ビーチが近いからショートパンツ&タンクトップで出てもよい?
ホテルの部屋の中ではリラックスして過ごしたいものです。しかし、ショートパンツ&タンクトップ、またはバスローブやパジャマに着替えた後にそのまま部屋を出ることはNGです。
特に高級ホテルでは肩や胸が出る露出が多い服装、ビーチサンダルなどカジュアルすぎる履物は避けましょう。一歩部屋を出たらそこは公共の場所だと心得てください。一緒に宿泊されるお客様への心遣いですね。
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