日本版「わかっていても」ヒロイン南沙良インタビュー「すごく心強かった」横浜流星からの言葉
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【写真】うっとり。南沙良、横浜流星と顔寄せ合う
同作は中川龍太郎監督を中心とした国内外で活躍するクリエイティブチームが集結し、同名のwebtoonをもとにした韓国ドラマNetflixシリーズ「わかっていても」(Netflixにて独占配信中)を日本・鎌倉を舞台に再構築。恋をしたことのある誰もが共感できる「傷つくとわかっていても、愛に手を伸ばしてしまう人間の衝動」を、美しい世界観で繊細に描き出した大人の恋の物語。
◆南沙良、美羽を演じる上で意識したこと
― 南が演じたのは美術大学の彫刻学科助手として働く浜崎美羽。過去のトラウマから、衝動よりも理性を優先しようとするが、本来は自分の感情や直感に対して正直で、まっすぐな性格だ。
【南沙良】彫刻のシーンがナチュラルに見えるように意識しました。撮影は昨年10月末から3ヶ月ほど。実際に美大の方がついてくださって練習もしました。セリフ自体はそこまで多くないので、美羽の表情だったり繊細な部分をどこまで表現できるかを深く考えましたね。役には共感できない部分もありましたが、演じにくいということはなくて、とても楽しい期間でした。
― これまでも数々の実写化や注目作に起用されてきた。南沙良に任せておけば大丈夫、という関係者が多いことの証左。プレッシャーを感じることもありそうだが、「感じないですね」とあっけらかんと笑う。
【南沙良】あまり考えていないのか、性格なのか、プレッシャーを感じることがなくて。事務所の方々から「良い芝居をしよう」というような圧はありましたけど(笑)。周囲の声やネットの声も気にしないです。ニコラモデルをやっていたときは、若かったのもあってそれを気にすることもありましたが、今は1周して気にならなくなりました。いろんな方に観ていただきたいという気持ちが強くなったんだと思います。
◆「すごく心強かった」横浜流星からの言葉
― 主演の横浜流星とは今作で初共演。演じる香坂漣は特別臨時講師として海外から赴任してきた実力派アーティストで、誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力をあわせ持つ役どころ。漣と美羽、二人のラブシーンは見惚れる美しさがある。
【南沙良】ミステリアスなイメージがあったんですが、そんなことはなくて、優しくて、面白い方だなと思いました。初日に「やりづらいところとか、なにか疑問に思うところがあったら、なんでも言ってね」という風におっしゃってくださって、それがすごく心強かったです。私のセリフが言いやすいようにとか、私が動きやすいようにとか、いろいろと変えてくださったりもして、それがありがたかったです。4話の足デッサンのシーン、あれはみんなキュンってすると思います(笑)。
― “沼男”漣にちなみ、最近“沼っている”ことについては「猫が大好きで猫カフェによく行ったり、動物の触れ合いパークみたいなところによく行ったりする」というエピソードのほかに「野菜」を挙げた。
【南沙良】野菜が好きで、たくさん食べています。小学生の頃は嫌いだったんですけどね。特にシシトウ、少し焼いて食べたり。あとアスパラ。10本で6000円くらいして高いんですけど、アスパラの刺身といって生で食べられて、それが本当に美味しいです。
◆南沙良の「夢を叶える秘訣」
― 2024年はNHK大河「光る君へ」藤原賢子役でも印象を残した。ますます注目度は上がっている。
【南沙良】いろいろと新しいことにチャレンジする年だったかなと思います。新しい役柄もそうですし、新しいジャンルの作品にも挑戦できました。実はまだ発表できていない作品もあって、それも今までやってこなかった感じです。新しいことに挑戦するのが好きなので、2025年もそういう1年にできたらいいなと思います。
― 彼女がかねてから明かす「夢を叶える秘訣」は「自分が考えていることや好きなものを発信していくこと」。改めてそれを思う機会が増える1年だったという。
【南沙良】自分がやりたいことを周りに発信していくのは大切だと今年も思いました。こういう作品をやりたいとか、こういう原作に出てみたいとか、言わないと始まらないことも多いんですよね。今後はアクションがある役をやってみたいです。きっと運動神経も悪くないと思います(笑)。
(modelpress編集部)
◆ABEMAオリジナル連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」あらすじ
鎌倉にある美術大学に特別臨時講師として海外から赴任してきた漣(れん/28歳)。若き天才芸術家である漣は、誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力を併せ持つ“沼男”。まるで、花に群がる蝶のように、常に誰かが彼の周りを囲んでいた。才能溢れる漣は、周囲の期待に応えるように一見器用に生きながらも、周りの人々に対しどこか諦めに近い感情を抱いていた。しかし他とは違うある女性・美羽(みう/27歳)に出会う。
漣と同じ美術大学で彫刻学科の助手として働く彼女は、在学中に思うような結果を出せず、卒業後も彫刻家としての夢を諦められずに助手という形で大学に残りながら、海外渡航の道を探っていた。燻った自分とは正反対な、稀有な才能をもちながらも多くを望まず飄々と生きているように見える漣に、憧れと嫉妬と悔しさを混ぜた感情をぶつけてしまう。そんな彼女に漣も興味を持ちはじめ――「傷つくとわかっていても、それでも。」愛に不器用な人々の、信じることへの肯定を描く。
◆南沙良(みなみ・さら)プロフィール
2002年6月11日生まれ、東京都出身。映画「幼な子われらに生まれ」(2017年8月公開)で女優デビュー。初主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(2018年7月公開)で、報知映画賞、ブルーリボン賞他、数々の映画賞を受賞し、その演技力が高く評価される。主な出演作にドラマ「ドラゴン桜」「鎌倉殿の13人」「女神の教室~リーガル青春白書~」「君に届け」「光る君へ」、映画「女子高生に殺されたい」「この子は邪悪」(※主演)など。現在は、DMMTVオリジナルドラマ「外道の歌」が配信中。
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