現在放送中のドラマ『地獄の果てまで連れていく』（TBS系）に出演している渋谷凪咲。初回放送から“怖すぎる”とSNSでも話題を呼んでいる本作で、渋谷が見せる演技にも注目が集まっている。そこで本記事では、渋谷の女優としての活躍を振り返りながら、『地獄の果てまで連れていく』で見せた新境地にもフォーカスしたい。
【関連】渋谷凪咲、新ドラマ『離婚弁護士 スパイダー』で“変装の名人”役に挑戦！女優として注目度アップ
2023年末にNMB48を卒業した渋谷。女優業にも力を入れており、昨年は主演映画『あのコはだぁれ？』が興行収入11.5億円を突破する大ヒットとなったほか、高橋メアリージュン主演のドラマ『離婚弁護士 スパイダー』（日本テレビ系）では、主人公の離婚弁護士・美雲飛鳥が信頼を置くフリーランスの調査員・伊原麻衣香を好演。作中では“変装の名人”として、清掃員やナースなど、さまざまな職業に扮する姿を見せ、視聴者からも、「潜入先に合わせた言葉遣いや仕草、表情になるところが凄い」「凪咲ちゃんがめちゃくちゃ良い味を出している」など高評価を集めた。
そんな女優として勢いに乗る渋谷が現在出演しているのが、ドラマ『地獄の果てまで連れていく』だ。同作は、主人公の橘紗智子（佐々木希）が、家族を殺した女に復讐を誓う、ホラーを超えた2人の女の愛憎渦巻くスリリングな復讐劇。渋谷は紗智子の復讐のターゲットで、悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈を演じている。バラエティで活躍している印象も強い彼女にとっては新境地とも言える役どころだ。
渋谷は公式コメントで、「役作りとしては笑顔を武器にしています。みなさんにこのスマイルを奇妙に感じていただけるように頑張ります」と語っている。そうした言葉通り、第1話では可憐な笑顔の裏に恐ろしい残虐さを隠し持ち、殺人を犯しても平然と笑っている麗奈の衝撃的なシーンが描かれ、視聴者にも、「見事な怪演」「渋谷凪咲ちゃんのサイコパス演技こわぁ」「渋谷さんの演技がうますぎて怖かったすごい、、」と大きなインパクトを与えた。さらに“ハマり役”という声もあがっており、今作は渋谷にとって代表作の1つとなりそうだ。
また、渋谷は、主人公の失った1年間の記憶を紐解く現在放送中のヒューマン・ラブサスペンスドラマ『私の知らない私』（日本テレビ系）にも出演しており、こちらでも明るくて社交的ながら、SNSの裏アカウントでは誰からも愛される理想の自分を演じている中谷莉奈といった、二面性のある役どころを演じている。莉奈は繊細な性格で、自己評価が低く自分を愛することができない女性という役どころだというが、複雑なキャラクターを渋谷がどのように演じるのか注目だ。
冬ドラマでは二面性のある役を相次いで演じることとなった渋谷。どちらも難しそうなキャラクターではあるが、その経験は女優として大きな糧となることだろう。ドラマの展開と共に、芝居の分野でも成長を続ける渋谷の今後の活躍に期待したい。
