大学生就職内定率84.3%、前年より低下…文科省ら調査
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この調査は、文部科学省と厚生労働省が共同で行い、設置者や地域の別を考慮して抽出された112校の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)の学生6,250人を対象に実施された。調査は、各大学等で所定の調査対象学生を抽出し、電話や面接などの方法で就職希望の有無や内定状況を確認した。
調査結果によると、大学の就職内定率は84.3%で、前年同期比1.7ポイント低下した。国公立大学の内定率は84.4%(前年同期比3.2ポイント低下)、私立大学は84.3%(同1.2ポイント低下)。短期大学の就職内定率は65.2%で、前年同期比1.5ポイント低下した。高等専門学校と専修学校(専門課程)の内定率はそれぞれ96.2%(前年同期比1.6ポイント低下)、72.8%(同0.4ポイント低下)となった。
男女別に見ると、男子大学生の就職内定率は83.3%(前年同期比1.7ポイント低下)、女子は85.5%(同1.7ポイント低下)。国公立大学では、男子が82.4%、女子が86.5%、私立大学では、男子が83.6%、女子が85.2%となっている。
文系・理系別の内定率では、文系が84.2%(前年同期比2.0ポイント低下)、理系が85.0%(同0.4ポイント低下)である。地域別では、関東地区の就職内定率がもっとも高く、91.2%(前年同期比0.6ポイント上昇)となっている。
文部科学省と厚生労働省は、大学等と新卒応援ハローワークが連携し、継続した支援を行うことで、就職内定率の向上を目指している。
《神林七巳》
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