【大学受験】中高一貫校生の保護者、約7割が推薦入試検討
子育て・教育
リセマム/教育・受験/高校生
調査は個別指導塾WAYSに通う中学1年生から高校3年生の保護者を対象に、2024年10月30日から11月10日にかけて実施。413件の有効回答を得た。
推薦入試の利用を検討しているかとの問いでは、現時点で考えている保護者は約20%であったが、「検討中」と回答した人が全体の半数を占め、約70%の保護者が推薦入試を進路選択の1つとして考えていることがわかる。
推薦入試を検討する理由としては、「選択肢・チャンスの増加」がもっとも多く20.1%、ついで「決定の早さ・安心感」13.1%、「一般入試の回避」11.8%と続いた。一般入試よりも早く合否がわかることや、推薦入試でチャレンジした大学に一般入試でも出願できる点が大きなメリットとなっていることがうかがえる。
また、推薦入試を利用する理由として「スポーツで頑張ってきた成果を活用したい」のように特技や特別活動をあげる人が3.5%、「一発勝負は本人に向かないと思う」といった学力や性格を理由にあげる人が7.7%みられた。これらの結果から、推薦入試は個々の強みを生かせる受験形態であることがわかる。
さらに、利用を検討している推薦入試の形態については、具体的な形態を決めている人は少なく、「検討中」との回答が68.9%と約7割を占めた。形態が決まっている人の中では、指定校推薦が20.8%ともっとも多く、総合型選抜は9.0%にとどまった。
調査の背景には、近年の大学進学における入試形態の多様化と、推薦入試の重要性がある。近年、推薦入試を利用する大学進学者の割合が約5割に達している現状もあり、早い段階から大学受験について推薦入試の選択肢を検討する保護者が増えていることがうかがえる結果となった。
《神林七巳》
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