FANTASTICS from EXILE TRIBEのボーカルとして活動する一方で、俳優としても活躍している八木勇征。2025年は主演映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』や、福本莉子とのダブル主演映画『隣のステラ』公開が控えており、芝居の分野でも存在感を放っている。そこで本記事では、八木の俳優としての活躍を振り返りつつ、主演作の注目ポイントも併せて紹介したい。
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八木は2021年に萩原利久とダブル主演を務めたドラマ『美しい彼』(MBS)で本格的に俳優活動をスタート。同作では学校のカースト頂点に君臨する圧倒的カリスマ・清居奏役で、まさにハマり役と言える好演を見せ、一躍ブレイクを果たした。その後、『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系/2023年)『婚活1000本ノック』(フジテレビ系/2024年)『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系/2024年)など、さまざまなドラマに出演したほか、昨年11月公開の『矢野くんの普通の日々』では映画単独初主演を飾っており、若手の実力派として着実にステップアップしている印象だ。
2024年の勢いそのままに、八木は2月21日公開予定の映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』で主演を務める。同作は、緑豊かな自然に囲まれた小さな村を舞台に、“人生で一度だけ魔法を使える”と知らされた18歳の4人の若者たちの青春を描いた物語。八木が演じるのは、18歳になった男子高校生のうちの1人・アキトだ。八木は同作の完成披露上映会で、「アキトは性格が明るくて、真っすぐで、“折れない真っすぐな一本の芯”を持ったキャラクター」とした上で、「アキトと同じように僕自身もこの作品に対して強い思いを持ちながら本読みの段階から挑みました」と役作りについても語っている。俳優として目覚ましい成長を続けている八木は、明るく芯の強い主人公のアキトを瑞々しく演じてくれることだろう。
また、八木は2025年夏公開予定の映画『隣のステラ』では福本莉子と共にダブル主演を務める。同作は、今をときめく若手俳優としてスターへの道を走り出した柊木昴(八木)と、その幼なじみの女子高生・天野千明(福本)のピュアで真っ直ぐな恋の様子を描いた切ない超王道ラブストーリー。八木は、公式コメントでは原作コミックを読んでいたことを明かしつつ、「原作ファンの皆様にも楽しんでいただけるよう、不器用なところも人間味があって愛らしい昴に真摯に向き合いたい」と意気込んでいた。勢いのある若手俳優の昴は、八木自身とリンクするようなキャラクターでもある。八木が自身と共通点のある役を魅力的に演じてくれることを期待したい。
八木は、2月1日放送の日本テレビ系『アナザースカイ』に出演した際には、ブレイクのきっかけとなった『美しい彼』のイメージがいまだに強い部分があるとした上で、「これと同じか、それ以上の反響を呼べるような作品に出演したい」と、今後の目標を明かしていた。ストイックに俳優業にも邁進している八木にとって、主演作の公開が控えている2025年は飛躍の年になりそうだ。これからの活躍にも注目していきたい。