1970年の万博記念、タイムカプセル展…大阪歴史博物館
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タイム・カプセルEXPO’70は、毎日新聞社と松下電器産業(現・パナソニック ホールディングス)が共同で製作したもので、当時の文化を5,000年後の人類に伝えることを目的としている。カプセルは4機製造され、そのうち2機は大阪城公園本丸御殿跡の地下15メートルに埋設された。今回の展示では、地上用に残された2機のうち1機を大阪歴史博物館で展示し、当時の文化や技術を紹介する。
展示は「20世紀」「継承」「進歩」の3つのテーマで構成されている。「20世紀」では、万博開催時期の社会状況や暮らしのようすを資料や写真を通じて紹介する。「継承」では、近代社会で生まれ現代に受け継がれてきた日常生活の必需品を展示。「進歩」では、昭和40年代の科学技術の進歩を示す収納品を紹介し、社会の変化を振り返る。
展示資料の中には、風俗に関する組み写真「ゴーゴー」や「ある1日の記録」など、当時の生活を生き生きと伝えるものが含まれている。また、ハンドバッグや化学繊維など、現代にも通じる日用品も展示される。
関連行事として、学芸員による展示解説や16mmフィルム〈表情1970〉のデジタルリマスター上映会が予定されている。これらのイベントを通じて、来場者は昭和の記憶を振り返り、未来への思いを馳せることができる。
◆特集展示「オープン the タイムカプセル」
日時:2025年4月16日(水)~6月23日(月)火曜日休館 ※ただし4月29日(火・祝)・5月6日(火・振休)は開館、5月7日(水)は休館
会場:大阪歴史博物館 8階 特集展示室(大阪市中央区大手前4-1-32)
対象:一般
参加費:大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)、中学生以下無料 ※()内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)、障がい者手帳等の保持者(介護者1名を含む)は無料
《吹野准》
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