元TBSアナがアラフォーにして実感!婚活で収入や年齢など「数値化しやすい条件が重要視される」現実にモヤるのはなぜか?その答えは意外なところに | NewsCafe

元TBSアナがアラフォーにして実感!婚活で収入や年齢など「数値化しやすい条件が重要視される」現実にモヤるのはなぜか?その答えは意外なところに

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
元TBSアナがアラフォーにして実感!婚活で収入や年齢など「数値化しやすい条件が重要視される」現実にモヤるのはなぜか?その答えは意外なところに
元TBSアナがアラフォーにして実感!婚活で収入や年齢など「数値化しやすい条件が重要視される」現実にモヤるのはなぜか?その答えは意外なところに 全 1 枚 拡大写真
  

  元TBSアナウンサーのアンヌ遙香がニッチな眼差しで映画と女の生き様をああだこうだ考え、“今思うこと”を綴る連載です。ほんのりマニアックな視点と語りをどうぞお楽しみに!

【アンヌ遙香、「映画と女」を語る #5】

ずばり、あなたは結婚したいですか?

結婚するもしないも昨今は個人の自由ではありますが、これをお読みになっているあなたは結婚されていますか?

結婚されていらっしゃらない方は、結婚したいと思っていますか?それとも自分はずっとシングルでいいと思っていますか?

今回は、これから結婚を考えている、結婚したい!という方に向けて、婚活についてちょっと一言お伝えしたいと思いまして筆をとりました。

婚活でもっとも重視される条件って…?

実は私、いわゆる“婚活もの”のテレビ番組を観るのが結構好きでして…特に『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)での特集をはじめ各種メディアでお見かけする、有名な結婚相談所代表の植草美幸さんのお話にはなるほど、と学ぶことが多いです。私、彼女のファンなのかもしれない。かっこいいです。

先日、その植草さんが芸人さんと婚活の話で盛り上がっているシーンの切り抜き動画をたまたまInstagramで目にしました。収入、ルックス、趣味の合う・合わないなど様々な条件があるとして、「成婚に至るにあたって女性が一番重視される条件はなんですか?」という質問に植草さんが「やはり収入ですね」と即答されていたのが印象的でした。


恋愛とは違って、やはり結婚は生活であり、現実。ルックス、性格の穏やかさなどの数値化できない条件よりも、一目でわかりやすい「収入」という条件が、婚活市場において女性側から最も価値が見出される、というのはたしかに一理あります。

一方で、男性側からの相手女性の条件は「年齢」というのがひとつのわかりやすい数字の指標になるのかもしれません。

男性というのは不思議なもので、いざ子どもが生まれたら、いろいろなことを奥さん任せにするくせに(ごめんなさいね。私の一方的な印象です。はい。あ、でもいろいろワンオペで頑張っている女性がまだまだ多いのは事実ですよね…!?)なぜか自分の子どもを欲しがるという傾向がありますよね。不思議なことに。

数値化しやすい条件は指標としてわかりやすいけれど

ということで、婚活市場では、統計学的に子どもに恵まれやすいということを考えて、比較的年齢が低めの女性が尊ばれるという現実もあるわけで。収入も年齢も、数値的にわかりやすい条件であるわけですが……。

ここに来て私は問いたい。そもそも「なぜ結婚したいのか」ということを。

私も人並みにパートナーに恵まれた経験がありますが、突き詰めてみれば、なぜ人は結婚したがるのでしょうか。子どもが欲しいから?生活のため?老後が不安だから?

子どもが欲しいだけだったら種だけいただいて(失礼しました!) 1人で育てていくという選択肢もあるわけだし、生活のために結婚するなんて…それも何かちょっと寂しいと思いませんか?

婚活に悩むあなたにおすすめの名画とは

そんな結婚に悩む方にぜひお勧めしたいのが1983年市川崑監督の「細雪」です。谷崎潤一郎原作の滅びゆく名家の美しい4人姉妹の生き様を描いた名作です。

テーマソングの「オンブラ・マイ・フ」の切なさもあいまり、私にとって永遠に大好きな映画。日本画のような姉妹の美しさを眺めているだけでもうっとりですが、三女・雪子(吉永小百合)の婚活騒動が話の核となっています。

吉永小百合は、おとなしそうでありながらかなり頑固で、ちょっと意地悪なところもある婚活中の三女・雪子を見事に演じきっています。

20代の設定ですが、当時からすれば婚期を逃しつつある年齢。戦前ですからね。家族はみな様々なお見合いに彼女を列席させ、結婚を急がせようと焦ります。ですが、雪子はなかなかうんと言いません。

「〇〇に住むのは遠くて寂しいから嫌だ」「この人は先々尊敬できなさそうだから嫌だ」などなど様々な言い訳をつけて、スパスパとお見合いを断り続けます。

いよいよ、なかなか良さそうな紳士と話がまとまりそうだと思っていた矢先にも、「当日いきなり電話をしてきてご飯に誘うような軽薄な人は嫌だ」と断ってしまいます。

さすがにこれには堪忍袋の尾がキレる姉妹たち。どうなることやらと思っていた矢先に……最後の最後にどんでん返しが! いわゆる条件的にもルックス的にも、そして知性という面でも文句なしの素敵すぎる相手がぽっと現れ、そしてぽっと彼女は成婚することに。

この一連の流れを見守っていた保護者代わりの姉妹たちは「あの人、ねばらはった」と呟くのでした。この「粘り」こそ、婚活において決してバカにできない要素なのではないかと思うのです。


《OTONA SALONE》

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