【高校受験2025】東京都立高校入試<国語>講評…スピード、記述力、分析力が求められた | NewsCafe

【高校受験2025】東京都立高校入試<国語>講評…スピード、記述力、分析力が求められた

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【高校受験2025】東京都立高校入試<国語>講評
【高校受験2025】東京都立高校入試<国語>講評 全 3 枚 拡大写真
 2025年度(令和7年度)東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が、2025年2月21日(金)に実施された。東京都教育委員会が2025年2月13日に発表した最終応募状況によると、全日制は3万78人の募集人員に対して3万8,718人が志願し、最終応募倍率は1.29倍だった。

 リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「国語」(共通問題)の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)と進学指導重点校(7校)の自校作成問題についても同様に掲載する。

<国語・共通問題>講評
(SAPIX中学部 提供)
1.漢字の読み取り
 漢字の読み取りが5問出されました。例年同様、標準レベルの語句が中心です。

2.漢字の書き取り
 漢字の書き取りが5問出されました。一点一画を正確に書くことが求められます。

3.にしがきようこ『アオナギの巣立つ森では』
 オオタカのヒナの巣立ちを見守る主人公たちの心情を描いた小説文からの出題です。小学生の主人公の視点に立って物語が進行していくため、読み取りやすい文章だったと言えるでしょう。設問は全部で5つで、すべて記号選択形式です。傍線部周辺を丁寧に読み取ったうえで、各登場人物の心情を適切に把握する力が求められました。

4.中田星矢『文化のバトンを受け継ぐコミュニケーション』
 高度な技術や文化の基盤となる「社会的学習」について考察した論説文からの出題です。例示された実験の結果をよく読んで、筆者の主張を正しく理解することがポイントでした。記号選択は全4問で、うち1問は文章構成の理解に関するものでした。文章全体の大きな流れを意識して読み進める必要があったと言えます。例年同様、制限字数200字以内の条件作文も出されています。

5.河合隼雄・池田利夫の対談/前田雅之の文章
 和歌に関する対談と、『六百番歌合』の解説文とを、複合的に読み取るという内容の大問でした。複数の文章の共通点や相違点を整理しながら読み進めていくことが求められています。5問すべてが記号選択で、一部にまぎらわしい選択肢を含むため、ある程度広い視野を持って丁寧に取り組む必要がありました。知識分野からは頻出の口語文法の問題が出されています。


 このレポートは、2025年2月22日(土)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。

協力:SAPIX中学部

《編集部》

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