3月26日に発売予定の乃木坂46の38thシングル『ネーブルオレンジ』で、5期生の井上和と中西アルノが表題曲のダブルセンターに抜擢された。共にグループの未来を担う存在として注目されてきた井上と中西だが、そんな2人が今このタイミングでセンターに選ばれた意味とは何なのか。本記事では、井上と中西の歩みを振り返りながら、2人の関係性や今後の乃木坂46における役割について考えていく。
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5期生として加入した当初から圧倒的なビジュアルで注目を集め、次世代エースという呼び声が高い井上。センター経験としては、5期生楽曲「絶望の一秒前」のほか、33rdシングル『おひとりさま天国』36thシングル『チートデイ』では表題曲センターを経験し、名実共に乃木坂46の顔となった。一方、中西は圧倒的な歌唱力を武器に、29thシングル『Actually…』の表題曲センターに抜擢。『NHK俳句』（NHK Eテレ）や『Spicy Sessions』（CS放送TBSチャンネル1）など単独でのメディア出演も増えており、井上と共に5期生を牽引してきた。
3月2日深夜放送の『乃木坂工事中』（テレビ東京系）にて38thシングルの選抜メンバーが発表されたが、冨里奈央や菅原咲月の選抜復帰といったトピックもある中で、注目を集めたのが井上と中西のダブルセンターだった。井上は後に更新したブログで、「私とアルノは乃木坂46の良さを1番伝えやすい場所にいるかもしれないけど みんなで頑張ってます」と全員で力を合わせていくことを強調。中西は選抜発表後のインタビューでは自身無さげに俯いてしまっている姿が印象的だったが、ブログではこれまで二度の表題曲センターを務めてきた井上について、「かっこよくて、頼もしくって、すごく尊敬していました」と思いを明かしながら、「私を信じて応援し続けてくれた皆さんに返したい」と覚悟を綴っていた。共に5期生として歩んできた2人だからこそ、今回のダブルセンターには特別な意味があるのだろう。
なお、乃木坂46公式YouTubeチャンネルでは、3月3日から3月10日までの期間限定で、「真夏の全国ツアー2024」の明治神宮野球場ファイナル公演より、井上と中西が2人でデュエットした「絶望の一秒前」のライブ映像が公開。美しいハーモニーを響かせる2人の姿に、コメント欄には、「声の親和性高すぎない？！」「2人の歌声の相性がすごくいい」「歌唱力とセンターの素質を持った子が同期で2人も存在するなんて」「この2人が作り出してる世界観にすごく引き込まれる！」「アルなぎマジで最強」といった絶賛の声が多く寄せられた。それぞれ異なる強みを持ちながら、支え合い、高め合ってきた2人が満を持してセンターを務めることを喜んでいるファンも多いはずだ。
「ネーブルオレンジ」というタイトルがつけられていることからも、乃木坂46の38thシングルはフレッシュで爽やかな一歩を踏み出すような作品となることが予想される。井上と中西のダブルセンターは、乃木坂46の新たな時代の象徴となるかもしれない。
