現在公開中の映画『アンダーニンジャ』に出演している浜辺美波。同作は公開から45日間で興行収入が12億円を突破するヒットを記録しており、浜辺の演技にも注目が集まっている。そこで本記事では、浜辺の『アンダーニンジャ』での演技とその反響に触れながら、彼女の女優としての強みにフォーカスしたい。
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浜辺は2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界入りを果たした。2017年には北村匠海とダブル主演を務めた映画『君の膵臓をたべたい』で一躍注目を浴び、「第41回日本アカデミー賞新人俳優賞」などを受賞。近年は話題を呼んだ映画『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』などに出演して存在感を発揮したほか、NHK連続テレビ小説『らんまん』ではヒロインの寿恵子役を演じており、若手実力派女優として輝きを放っている。
そんな浜辺が出演している映画『アンダーニンジャ』は、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた花沢健吾の大人気漫画を原作に、ヒットメーカーの福田雄一監督がメガホンを取って実写映画化した作品。忍者が現代でも暗躍しているという世界で、忍者組織「NIN」に所属する末端忍者・雲隠九郎(山崎賢人)が、ある組織の動きを調べるという重大な任務を言い渡され、忍術、知略、最新テクノロジーを駆使した戦いに挑む姿が描かれる。浜辺が演じているのは、忍者たちの戦いに巻き込まれていく女子高生のヒロイン・野口彩花だ。
公式コメントでは、「初めて本格的に福田組に参加させて頂いて、本当に鍛えられました」「台本の中から私1人では生み出せなかった発想を福田監督がくださるので、本当に学びになりましたし、楽しかった」と語っていた浜辺。同作の初日舞台挨拶では、共演者の白石麻衣が好きなシーンとして浜辺の“変顔シーン”を挙げ、「衝撃というか、どんな顔をしてもかわいいんだなって思いました」と語るなど、同作ではコミカルなシーンにも体当たりで挑んでいる。かつて『らんまん』で共演した神木隆之介が、浜辺を、「一筋縄じゃいかない、とても芯の強いとがった役者」と表現し、逆境でも挫けず立ち向かっていく強さがあると評していたが、『アンダーニンジャ』でもそのような魅力が発揮され、新境地とも呼べる演技に繋がったのではないだろうか。
今後の浜辺は、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に、天下人・豊臣秀吉の正妻・寧々役で出演することが明かされており、その活躍の場はさらに増えていきそうだ。芯のある演技と存在感を武器に、これからも女優として飛躍していくことだろう。
※山崎の「崎」は立つ崎