【高校受験2025】兵庫県公立高入試<英語>講評…語彙の難易度は年々高く
子育て・教育
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リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「英語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。
兵庫県<英語>講評
(開成教育グループ 提供)
<総論>
大問1 聞き取りテスト1~3 標準
大問2 インタビュー(意見交換) 標準
大問3 長文読解問題 やや難
大問4 対話文読解と並べ替え問題 やや難
大問5 文法・語彙問題 標準
問題構成は例年と大きな変化はなかった。昨年度は並べ替え問題が大問2で出題されていたが、今年度は大問4で出題された。語彙の難易度は年々高くなっており、今年度も昨年度に比べ、難しい単語が増えている。長文読解では速読力とともに、豊富な語彙力が必要となる内容であった。
大問1は、例年通り、聞き取りテスト1は1回の放送のみ、聞き取りテスト2~3は2回ずつ放送された。問題数や問題形式、配点に変化はなく、難易度も大きな変化はなかった。
大問2は、昨年度の対話文形式ではなく、令和5年度と同じインタビュー形式の問題であった。設問の難易度はそれほど高くなく、選択肢もシンプルで理解しやすいものであった。正しく読み取ることができれば、迷わずに答えを選ぶことができる内容であった。しかし、昨年度よりも語数が多くなっており、速読力が問われる問題であった。
大問3は、昨年度よりも単語の難易度が上がっている。設問1では選択肢の単語が難しく、正しい答えを選ぶことが困難であった。また、先に設問全体を読むことで、段落[5]は読む必要がないと判断でき、時間短縮ができる内容であった。
大問4は、昨年度の発表原稿を読んで解く問題から、令和5年度と同じ対話文の問題に変更された。単語数は昨年度よりも減少し、対話文の難易度は標準的であった。設問5の並べ替え問題は、昨年度に比べてやや難しい。
大問5は、例年通り文法力と語彙力を問う問題であり、問題構成も昨年度と同じであった。設問2は、昨年度同様に記事には日本語が多く書かれており、英語にしやすい問題であった。しかし、昨年度よりも単語の難易度が高くなっている。
このレポートは2025年3月13日(木)に開成教育グループが作成したもの。
協力:開成教育グループ
《編集部》