アジア物理オリンピック、日本の高校生全員が銀・銅メダル獲得
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アジア物理オリンピック(APhO)は、毎年7月に行われる国際物理オリンピック(IPhO)の前哨戦となる地域限定の国際大会。アジア各国から高校生等が参加し、物理学に対する興味関心と能力を高め合っている。
第25回アジア物理オリンピックは、サウジアラビアのダーランで5月4日から12日にかけて開催。30か国・地域から208人の生徒が参加した。日本は2021年から参加しており、5回目となる今回は代表選手8人が参加。昨年に続き、8人全員がメダルを獲得した。今大会では、成績上位12%に金メダル、29%に銀メダル、51%に銅メダルが与えられた。
銀メダルを受賞したのは、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校(神奈川県)3年の佐藤耀大さん、芝高等学校(東京都)3年の田邉優治さん、灘高等学校(兵庫県)3年の濱田泰成さん、筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年の井戸沼悠成さん、開成高等学校(東京都)3年の佐藤槇人さんの5人。銅メダルは、東海高等学校(愛知県)3年の村瀬公規さん、灘高等学校(兵庫県)3年の伊丹翔治さん、久留米大学附設高等学校(福岡県)3年の坂本翔さんが獲得した。APhOでの成績を踏まえ、8人には文部科学大臣特別賞も授与された。
APhOやIPhOへの生徒派遣など行う物理オリンピック日本委員会は、物理の持つ面白さと楽しさを体験してもらうことを目的とした全国規模のコンテスト「物理チャレンジ」を毎年開催している。APhOとIPhOに出場する日本代表選考を兼ねており、現在、2025年度「物理チャレンジ」の参加者を募集している。個人の申込みは5月30日午後1時、学校一括の申込みは5月23日午後1時が締切。詳細は委員会Webに掲載されている募集要項などで確認できる。
《畑山望》
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