「あんぱん」河合優実が語る座長・今田美桜の凄み 刺激を受けた共演者&印象に残っている朝ドラは?「誰かの記憶に残る作品になったらいいな」【インタビューVol.1】
芸能
モデルプレス/ent/wide/show3

【写真】今田美桜・河合優実ら「あんぱん」姉妹3ショット
◆今田美桜ヒロイン連続テレビ小説「あんぱん」
今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人が、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。
河合は、ヒロイン・朝田のぶ(今田)の妹・蘭子を演じる。
◆河合優実、印象に残っている朝ドラ「『あんぱん』も誰かの記憶に残る作品になったら」
― 現在(※取材当時)、第5週まで放送されていますが、朝ドラ出演の反響はいかがですか?
河合:朝ドラ以外の他の現場でも観てくださる方がたくさんいらっしゃって、家族、親戚もすごく楽しみにしてくれています。また、毎朝お茶の間に流れている嬉しさを身に染みて感じています。私が演じる蘭子は登場したばかりなので、この先回が進んでいったら、いろいろな方から感想を聞きたいなと思っています。
― 朝ドラのイメージを教えてください。
河合:過去に他の作品でオーディションを受けたこともありました。毎日放送されていて日本中の方々が観ているドラマですし、他の作品とは違う特別な枠だと思っていました。
― 特に印象に残っている朝ドラはありますか?
河合:「あまちゃん」(2013年)は家族と一緒にすごく観ていて1番記憶に残っています。「あまちゃん」のような、いわゆるヒットした作品はドラマにあまり馴染みがない家庭にも入ってくるものなので、「あんぱん」もそんな風に誰かの記憶に残る作品になったらいいなと思います。
◆河合優実「のぶみたいな姉だったかもしれない」芸能界入りで見つけた新たな一面
― 蘭子は河合さんにすごくぴったりなキャラクターだなと思いますが、ご自身から見て似ているなと感じるところはありますか?
河合:私自身は3姉妹の長女で、のぶみたいな姉だったかもしれないなと思います。下の妹たちのことをあまり考えず自分の進路を決めていったりと、自由奔放に過ごしてきたので、もう少し面倒を見てあげれば良かったなと思うこともあって、蘭子のように家の中で1歩引いて皆を見るようなタイプではありませんでした。でも、一番早く大人になったので今は自然とそういう立場になった気がして、やっと蘭子みたいな目線を持つことができていると感じます。
― 河合さんは常に落ち着いている印象ですが、そうなったのは最近ということでしょうか?
河合:どうなんでしょう(笑)。猪突猛進に進んでいくところがあったり、皆の前でリーダーをやることも多かったり、家の中ではずっと喋っていたり…といろいろな面があります。でも自分では変わった感覚がなかったのですが、高校を卒業してから「すごく落ち着いてるね」と1日に何回も言われるようになって「何が変わったんだろう?」と不思議に思いました(笑)。きっとお仕事を始めたタイミングで、自分が1人の人として立たなきゃいけない環境になった時、自分の中にある落ち着いた部分というか、冷静な部分が強くなったのかもしれないです。
◆河合優実から見た座長・今田美桜の姿
― 本作には個性豊かなキャスト陣が集まっていますが、刺激を受けた共演者はいらっしゃいますか?
河合:朝田家の皆さんが本当に楽しくて面白くてお茶目です。撮影の初期からずっと賑やかで、誰も肩肘張ることなく自然にマイペースに楽しんでいます。俳優さんそれぞれの作品への取り組み方やシーンへの臨み方が違うところが見られることもとても面白いですし、毎週月曜日のリハーサルで先輩方を見ているのも勉強になります。
― 姉妹役の今田美桜さん、原菜乃華さんの印象を教えてください。
河合:今田さんは、自分が「あんぱん」に参加して良かったなと思わせてくださるヒロインです。今田さんがいることで「あんぱん」の現場が柔らかく、楽しくなっていると思っています。
菜乃華ちゃんも本当に面白くて飾らなくて可愛いです。いつも一緒に楽しくお菓子を食べています(笑)。
― 河合さんから見て、今田さんの座長としての姿はどのように映っていらっしゃいますか?
河合:朝ドラの座長として本当に素晴らしいと思います。きっと私には想像がつかないくらいハードなスケジュールだと思うし、心身ともに疲れると思うのですが、そんな顔を一切見ないんです。もしかしたら見せないようにしているのかもしれませんが、私たちから見た今田さんは毎日楽しく現場にいらっしゃって、飾らないし、すごく自然なんです。ご一緒しているとポジティブな影響を受けます。
― そんな今田さんの姿を見て、河合さんもいつか朝ドラのヒロインを務めたいという思いを抱くことも?
河合:いや、怖くなりました(笑)。でも、本当に美桜さんの取り組み方が素晴らしくて、今回一緒に共演させていただいて、大きな作品で座長を務めることの希望はすごくもらいました。
◆河合優実「アンパンマン」好きなキャラクターは?
― 河合さんご自身の「アンパンマン」の思い出を教えてください。
河合:日本で育っていたらきっと誰もが知っているキャラクターであり、小さい時に一緒に育っていくような、気づかないうちに慣れ親しんでいた作品だと思います。私は子供の頃に家にあったおもちゃや絵本の記憶が強いです。
― 好きなキャラクターは?
河合:今回、蘭子を演じていてロールパンナがすごく好きになりました。子供向けのアニメのキャラクターですが、正義と悪の心を合わせ持っているところがすごく面白い設定で、人間味がありますし孤高の存在でかっこいいなと思います。
― 蘭子の青色の着物がとても素敵で印象に残ります。衣装に対する思いもお聞かせださい。
河合:本当にたくさんの可愛い着物を集めてくださって、ドキンちゃん(のぶ)、ロールパンナ(蘭子)、メロンパンナ(メイコ)と、それぞれのカラーで衣装さんが選んでくださっています。その設定を衣装でどのぐらい縛るのかという話し合いもあったかと思いますが、蘭子としては今のところ一貫して青色の服を着ているので、役のイメージが視聴者の皆さんの頭に残っていくのはすごく素敵だなと感じました。これから時代が進んでいくにつれ服も変わっていき、もんぺやスカート、ズボンを着ることになりますが、自分にとって衣装の変化は年代を移っていくお芝居をする上での助けにもなっています。
★Vol.2に続く!(modelpress編集部)
◆河合優実(かわい・ゆうみ)プロフィール
2000年12月19日生まれ、東京都出身。2019年にデビュー後、数々の賞を受賞。2024年、ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)で阿部サダヲ演じる主人公の娘・純子役で注目を集める。主演を務めた映画「ナミビアの砂漠」「あんのこと」では数々の国内映画賞の主演女優賞を受賞し、第48回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞に輝いた。待機作に映画「ルノワール」(6月20日公開)、舞台「私を探さないで」(10月11日~)がある。
◆「あんぱん」第39回あらすじ
休暇明け、のぶ(今田美桜)は教育勅語を暗唱する生徒らの姿に初めて辛くなる。同じころ、嵩(北村匠海)のもとに千尋(中沢元紀)から手紙が届く。豪(細田佳央太)が戦死したこと、そして、のぶに縁談が来ていることが書かれた手紙を読んだ嵩は…。
そんな中、朝田家に次郎(中島歩)が訪ねてくる。持参したのぶの写真に、感嘆の声をあげる釜次(吉田鋼太郎)たち。本当はお願いがあって来たと言う次郎の言葉に、のぶの答えとは。
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