

結婚を機に新居を構えることにした住人(アルジ)夫妻。通勤に便利な大阪市内で探していたところ、見つけたのが相場の3分の1という破格値で売り出されていた築87年の古家だった。安さが決め手となり購入を決意するが、実はこの家は間口が極端に狭いことから新しく建物が建てられない「再建築不可物件」。そのため、ボロボロの家は取り壊さずリノベーションすることになり、予算削減のため解体や資材運搬などに挑戦した。





多くの困難を乗り越え、完成させた家に暮らして1年。もうすぐ子どもも誕生するが、リノベーションに魅力を感じた夫は「もし将来、子どもが自分の部屋が欲しいって言い出したら、ここには広いスペースがないので、近くの空き家でも見つけて『やり方は教えるから、自由に使い!』って言いたい」と笑う。