化粧品ラインの中で「いちばん人気のアイテム」って何だと思いますか?多くは化粧水ですが、トランシーノの場合はなんと | NewsCafe

化粧品ラインの中で「いちばん人気のアイテム」って何だと思いますか?多くは化粧水ですが、トランシーノの場合はなんと

女性 OTONA_SALONE/BEAUTY
化粧品ラインの中で「いちばん人気のアイテム」って何だと思いますか?多くは化粧水ですが、トランシーノの場合はなんと
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2025年2月7日、トランシーノ®薬用ブライトニングクリアローション、同ミルク、同UVパウダーEXの3品がリニューアルしました。

「ローションとミルクは約5年をかけ、満を持してのアップデートです」。こう語る第一三共ヘルスケア(株) ブランド推進本部 H&B事業部 BM第二グループ トランシーノ ブランドマネジャー 林毅(はやし たけし)さんに背景を伺いました。

しみのきっかけを「炎症」と捉えたトランシーノ。今後はどう向き合うのか

ここで疑問です。もう老舗の域のブランドなのに、なぜ毎年のようにリニューアルや新発売を繰り返すのでしょう?

「日々新しい知見と技術が生まれるので、それをいちはやく製品に反映するためというのが第一です。とりわけ日本の美白市場は世界でもまれなレベルで要求水準が高く、最新のものにこそ素晴らしい技術が搭載されているというイメージも強い。そのため頻繁にリニューアルを行う市場スタイルです。この競争の中でいちばんご満足いただけるよう、常にニュースを準備しながら新製品を計画しているのです」

ああ、私たちのうるさいリクエストに根気強く応え続けてくださっている間に、世界でもまれな日本の高速回転リリースシステムが組みあがったのですね。ありがたいことです。トランシーノ薬用スキンケアシリーズの中での一番人気は、やはりエッセンスなのでしょうか?

「はい、売上金額ベース*ではエッセンスです。また、30代に入って最初に手にとる美白ケアが化粧水というケースも多いため、ローションもエッセンスに並ぶ規模の人気アイテムです。20代には洗うケアが人気で、身近なアイテムからエントリーして徐々に美白ケアを本格化していただけるのは私たちとしても嬉しい限りです」

*2024年出荷金額(トランシーノ薬用メラノシグナルエッセンス30g・50g合算)において(自社調べ)

同じしみでもそのアプローチは各社さまざまですが、トランシーノはしみをどのような視点で捉えているのでしょう?

「しみの原因のひとつに紫外線や乾燥、摩擦などの外部刺激で起きる微弱な炎症があると考えられています。この炎症が『シミを出せ』というシグナルにつながるのです。そのため、私たちは『しみの始まりは炎症である』と捉えて、炎症に着目して研究を進めています。今回のローションとミルクも、トラネキサム酸だけでなくグリチルリチン酸2Kも加え、美白・肌荒れ防止のWの効果があります」

しみのきっかけを「炎症」だと捉える視点ですね。肌荒れも炎症で起きると考えれば、その効果は「あるだろう」と考えられそうです。

「今回一気に3品をリニューアルした背後には、こうしたベネフィットを最大限受け取れるよう、ローションとミルクが毎日の当たり前になってほしいという思いがあります。ライフスタイルに自然になじませられるお手入れを大切にして、セットで確かなお手入れを実現していただきたい。加えて日中はグリチルレチン酸ステアリルが配合で、肌荒れ防止効果のあるUVパウダーでしっかりガードという構成です」

発売以来、ミルクへの評価がとても高いのだそう。市場全体も乳液を再注目しつつありますから、これは「時代性を感じる」点かもしれません。ローションとミルクが惹かれ合うようにうるおいで角質層を満たし、ふたをする処方設計のため、セットで使うことをおすすめしたいといいます。

「ローションをなじませてからミルクをプラスすると驚くほどなじみがよいのですが、これは結果として朝のメイクタイムも時短になりますよね。比較的上から乗せるベースメイクを選ばないアイテムになったのではないか、と自負しています」

SPF50+のパウダーがあってはじめて「UVの塗り直し」が現実的になった

もうひとつ、注目したいのがパウダー。この夏は昨年を越える酷暑が見込まれると報道されていますが、UVパウダーは酷暑ほど活躍するアイテムだと林さん。

「UVパウダーは最初から塗り直しニーズを狙っていました。ほどよいカバー力を持ちつつしっかりしたSPF50 PA のガードで、お化粧直し感覚でUVを塗りなおせます」

7年前の発売当時は紫外線カット効果の高いパウダーが市場に稀で、いまでも当時からのリピートファンをつかんでいるのだそう。

「開発のスタートが、生活者のみなさまのとまどいの声だったんです。メーカーも皮膚科医も美容家も『日焼け止めを塗り直して』と言うけれど、すでにファンデーションを塗っている上からどうやって塗り直すの? 一度全部オフするの? 正解は?と。確かに、家を出たらもうオフなんかできない、事実上塗りなおせないんです。これを解決するために作り出したのが、上からつけ直す高SPF値のパウダーでした」

読者アンケートでも、昨今の酷暑に真夏はファンデーションは使わず、日焼け止め下地とコンシーラー、パウダーだけでベースを仕上げ、外出先では上からパウダーを追加し続けるという人が増えました。従来のベースメイクの王道からは少し外れても、そういう使い方が視野に入っているということですね。

「生活習慣になじませやすいプラスワンアイテムとして、私たちもパウダーに再注目しています。そのため今回のリニューアルでは紫外線だけでなく近赤外線、ブルーライトのカットにも意識を向けました。せっかく顔につけるのであれば肌をカバーすることで防御力高く『ながら』ケアできるアイテムがいいよね、そんな意識も育てていきたいと思うのです」

ここにたどり着くまでに試したサンプル数はなんと約3000。ひたすら自分の顔で使用感の検証を重ねた

今回のリニューアルで苦労した点はどういうところでしょうか。

「ローションとパウダーそれぞれに苦労ポイントがあります。まずローション、毎日使ってもらうベーシックアイテムとして使い心地にこだわろうと使用感にはいろいろな視点でトライしました。結果、とろみがあるけれど肌になじみやすいテクスチャーが実現しました」

一般にトラネキサム酸が安定しやすいのはとろみのある製剤ですが、粘度が高すぎるとべたつき、シャバシャバだとお手入れ実感が薄くなるのだそう。

「これらは相反する要素なのですが、欲張りな要望に全部答えたいと思い、頑張りました(笑)。結果的に、粘度は高いまま肌の上でスーッとすばやく広がるバルクを作り出すことに成功して。肌なじみのよさを可視化する実験なども行いながら仕上げました。開発担当者一同の最高の自慢ポイントなので、これはいちどぜひ実感していただきたいです」

釜の中でさまざまな原料の攪拌速度、攪拌回数、温度をそれこそ数ミリ単位で調整し続けて、やっと完成した絶妙テクスチャーだと言います。べたつきをなくすには例えばアルコールで飛ばす手法もありますが、今回は広がりやすい形を保つ成分と、崩れやすい成分をピックアップ、肌どけと伸び広がりを同時にかなえる配合を延々と試したのだとか。

「最終的に50処方、3000サンプルほど作り、ひたすらみんな自分の顔で使用感の検証を重ねて……」

自分の顔。ということは、男性もみなさんいっしょにお手入れしているんですか?

「もちろん。私も自宅で洗顔してオフしてオン、10分後の様子を見るというのを延々続けました。洗いすぎて肌荒れしかねないレベルでひたすら総当たりで調べていく、そんな苦労の中で完成しましたので、家族のような愛着があります」

いっぽうのミルクは逆に、従来品の評価が高かったためテクスチャは「再現」に徹したのだそう。というのも、配合成分が増えているため、そのままでは肌触りも変わるのですが、そこを変わったと思われないように縁の下の力持ちにがんばってもらったそう。

「乳液は微細化技術を独自に採用しています。乳液は水と油の配合バランスが鍵と言われており、油が多いほどべたべたします。また、油分を増やせばコクは増していくものの、肌触りの柔らかさが減っていきます。粒子は小さいほうが肌なじみがよくなると言われているため、肌にやわらかくなじませることを重視して絶妙なバランスに整えました」

地味かもしれないが、パウダーは本当に本当に「繊細」。いちばんこだわりが出るのかもしれない

そしてパウダーは? 私は個人的にこのパウダー、カバー力もあるのにあくまでも粉で、本当に不思議だなって使うたびに感じます。ブラシでふわっとつければふんわり乗るし、パフでつければしっかり乗るし。粉体って本当に面白い。

「ですよね、『粉でしょ?』と思うかもしれませんが、粉はまた本当に違う意味で繊細で。油剤と粉体原料を混ぜて固めれば完成というわけではなく、どのバランスでどの順番でどう混ぜてどういうプレス圧で固めるかで感触が別物のように激変するのです。攪拌スピードを間違えると飴色玉ねぎみたいな色になったり、肌に乗らなくなったりで、バランスを細かく細かく調整してやっとサンプルが1つ出来上がるんです。開発メンバーに言わせると、ローションよりパウダーが難しかったそうです。この苦労を知ったうえで、ぜひ一度はお手にとっていただきたいです」

今回の製品リニューアルのご自身での評価は果たして何点ですか?

ここまで伺ってきた今回の3点リニューアル、100点満点で何点の評価ですか?

「私の根っからの性分では堂々と120点!と言いたいところがありますが、まだまだこの先シミケアの頼もしい相棒ブランドとしてできることがあり、実際来シーズン以降もすでに仕込んでいるニュースがあります。そうした伸びしろを評価して、いつまでも完成を止めないブランドだということで、敢えて99点で!」

ありがとうございます。個人的には、3品いずれも120点だと思います!

>>>>しみのきっかけを炎症と捉えた「トランシーノ」の薬用スキンケアシリーズ。開発経緯を詳しく聞いたら「それは知らなかった」新たな美白ケアの観点が見えてきた!

撮影/廣江雅美


《OTONA SALONE》

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