「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に | NewsCafe

「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に

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「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
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こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。現在54歳、更年期障害の啓もうを中心に医療記事も配信しています。さて、最近の編集部メンバーは医療の中でも「抗加齢」「腸内細菌叢」などの分野に関心が高いのですが、もうひとつ昨年からよく話題になるのが「エピジェネティック・クロック」です。

「ひとは本当に若返ることができるのか?」答え・「いまは割とできる」

これまで私たちは生まれてからの年数を数える「暦(れき)年齢」で自分を表現していました。そんな中、特に2018年ごろから言及されることが増えたのが「生物学的年齢」。細胞の老化を計測することで「自分の細胞が現在何歳か」で表現する「生物学的年齢」がわかるという考え方です。

たとえば時間が10年経過する間に、生物学的な加齢を5年に抑えることができれば「5歳分の若返り」! 65歳になったときに身体が60歳だったらすごく嬉しい。そして、そんな若返りの重大局面を私たちはいま実際に迎えています。

この若返りの根本にあるのは特殊な治療だけではなく、食事や運動など常識的な日常の生活。つまり「気づいている人は健康長寿をキープでき、気づいていない人は従来通りに老いていく」ということなのです。2025年の日本は、そして老化を迎える世代である更年期女性は、2つの意味でいまちょうどその境目にいます。この記事を読んでいる人はおそらく「気づいている人」の側に入りました。

この分野の国内トップランナー、近畿大・山田秀和先生にご解説いただいた、ものすごく勇気が出る記事。ぜひご覧ください!>>超高齢社会の日本だけが世界で成功する「若返り」って?抗老化医学の先端を走る医師が語る「エピジェネティック」

いくつか実現している中で現在国内最大級のクロック、「エピクロック®」受けてきました!

この「生物学的年齢」、なにより重要なのは生物学的年齢(エピジェネティック・クロック)を「計測することができるようになった」という点です。とりわけここ数年は毎年毎年圧倒的進化を遂げているこの概念は、2013年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のスティーブ・ホーヴァス博士らが提唱した多組織対応の年齢予測モデルがベース。

今回は(株)レリクサが提供する、日本人に最適化された国内最大級のエピジェネティック・クロック「エピクロック®」を受ける機会をいただいたので、さっそく行ってきました。24年10月に実装され、すでに国内100院以上が採択しているそうです。

検査のためにお邪魔したのは東京・銀座にこの春オープンした「東京リライフクリニック」。再生・抗加齢医療専門のクリニックです。

「再生医療とは何か」についてもぜひ上記参考記事をご参照いただきたいのですが、簡単に言うと山中伸弥先生のiPS細胞の研究のノーベル賞受賞(2012年)で飛躍的に発展した抗老化医療のひとつ。患者自身や他者から採取した幹細胞、iPS細胞などを培養・加工し、老化や損傷をした組織、臓器に移植して修復再生を促す技術です。

日本は世界に先駆けて2014年に独立法である「再生医療等安全性確保法」を施行したため、現在のところ世界であたまひとつ飛びぬけた実践を行っています。アンチエイジング専門医がたくさん存在してるのって、すごいことなんですって。そして、中国、韓国が法整備を終えて追走を始めたところです。

東京リライフクリニックは東京・銀座に立地しながらも、クリニック内の1フロアがまるごと大学のラボレベルの細胞培養加工施設(CPC)という稀有な存在です。東京大学理学系研究科・合田ラボとの共同寄付講座を持ち、共同研究も実施。院内で培養加工ができるため安心安全、かつ最新研究のクイックな技術応用が可能と、上記の日本の法整備のよいところを存分に生かした存在です。

同クリニックはイルミナ社のiScanという最新鋭(そして超高価)のゲノムスキャナーをラボ内に備えた点も特徴。自院でエピジェネティック・クロックのゲノムデータセットを構築し、ダイレクトに治療に役立てる方針とのこと。自院データであれば由来を確実に辿れますから特定症状に応用するデータスキャンも可能になるし、とにかく小回りが利く、つまり夢が広がる……というわけです。

クリニックは超多忙でありながらも自己管理に意欲的なアッパービジネスマンがメインターゲットなので、プライバシー確保も盤石。問診票の記入や説明など準備はすべてホテルライクなプライベートルームで行います。医師の問診や説明もちろん別に設けられた個室です。

施術もサロンライクなリラックスした環境で行えますから、クリニックの雰囲気が苦手という方でも心配無用です。これらの写真、ぱっと見てクリニックとは思わないですよね。

54.1歳の私は「実際に何歳」だったか?でも、ショックだったのは年齢そのものより…

さて、私が受けた「エピクロック」テストはこんな感じの資料で戻ってきました。ちょっと持ち運びが悪くてシワがついてしまった点はごめんなさい。ここからあとは医師に解説をいただいていきます。今回は東京リライフクリニック院長、石川正志先生がご担当くださいました。

まず結論から。測定時点で「こよみ年齢」54歳1か月だった私が、生物学的に何歳だったかというと。

実年齢よりも0.8歳老化しており、54.9歳でした……。チーン。

ただし、朗報も。この1年での老化は0.96歳でした。わずかな差ですが、少しでも老化が進行しない状態にあるのならば喜ばしいことです。長い間の不摂生がたたって0.8歳も加齢してしまっているけれども、この1年は比較的健康に気を付けるようになったため、その効果が出ているということなのかな。

石川正志先生に「ということでしょうか?」と伺ったところ「具体的な内訳まではわかりませんが、およそそのような流れであってもおかしくないですね」とのこと。

具体的に「どんなことが書いてあって」「自分の何がわかるのか?」当然ながら「全部当たってる」

ページをめくるとまず総論が。なんと、「身体の老化が進んでいる状態であることを意味しています」とはっきり言い切られています。しょっぱなからちょっとショックを受けましたが、石川先生は「大丈夫です、エピジェネティック・クロックは生活を変更するとダイナミックに変動しますから、落ち込まずに何かしら努力してみてください」とおっしゃいます。やだ、先生優しい……。

じつは石川先生、日頃の診察から常に「先に患者さんをたくさん、たくさん褒める」のがモットーなのだそうです。お医者様にご注意をうけると緊張してしまう方は、石川先生ご診察の日に伺うのがいいかもしれません。

検査項目と結果を一覧資料にしました。PCTL順位とは「パーセンタイル順位」、検査集団を100等分した中で何パーセント目に該当するかを示す指標です。オレンジ色をつけたのが「異常が指摘された」または「半分よりもずいぶん悪いなと感じた」項目。こんなにあるだなんて! ページをめくりながら、ひとつひとつ石川先生が解説してくださいます。

「軽度の異常」と出てしまった運動機能。生まれつきの運動能力が異常なのか、昨今の運動が少なすぎるのが異常なのかはどちらとも判断できないそうですが、もともと私は運動が異常に苦手ですので「遺伝的にダメだったか」と考えると納得がいきます。ちなみにまで、筋トレが趣味の石川先生は上位10%ほどの位置だそうで、「運動をすることでかなり変動しますから、そう気を落とさないでください」とのこと。ありがとうございます……。

「アドレノメデュリン」は血管機能。評価そのものは正常とされているものの、75位めと順位がかなり後ろ。血管拡張作用!?と思いましたが、動脈硬化リスクと言われると、なるほど。先日受けた健康診断の頸動脈エコーが「右球部軽度硬化」でした。

「シスタチンC」は「軽度の異常」が出てしまいましたが、「ですよねー」でした。私は超塩辛い食べ物が大好きで、醤油に塩を追加して使う勢いなのです。厚労省の目標はいま女性1日6.5gだと思いますが、20gなんて余裕で越える塩分摂取量だと思います。この状況で腎機能が無事だとは思えないと思っていましたが、やっぱりダメでした。

「レプチン」は代謝機能の低下……私は妊娠性糖尿病を経験しているため、2型糖尿病の発症リスクが10倍ほどと要警戒なのですが、なるほど、やっぱりリスクは依然としてあるんですね。ポイントは「血液検査ではHbA₁cの数値はまったく変化ない」こと。エピジェネティック・クロックでは将来のリスクが見えるんだな……と驚きました。

「TIMP1」は「長く続く炎症性の病気」。私は令和元年に胆嚢切除手術を受けており、その跡がなぜだかずっと痛いのです。痛いからと検査しても異常なしなのですが、切除時に「長年炎症を起こし続けてきせいか、胆嚢が大腸と癒着を起こしていた」と聞いています。おそらく私はちょっとケロイド体質というか、たぶんまだ体内に炎症があるんだろうと考えると納得がいきます。

「IL-6」も同様に、思い当たる炎症が2つあります。1つは前述の胆嚢ですが、もう1つが左ひざ関節。スポーツもしないのに、出産直後のある日突然すさまじい激痛で歩けなくなりました。だましだまし回復しましたが、本当にあのときMRIを撮って原因を突き止めなかったことは大後悔、いまだ何かしらの拍子に痛みが出るのです。関節リウマチと言われるとこちらを連想します。

ここまでの6つは納得がいくいっぽうで「これは納得いかないな……」と思ったのが「アルコール暴露レベル」でした。「エピジェネティクスから推定したアルコール摂取レベルは自己申告レベルよりも信頼性が高い」と説明があるのですが、私はものすごくお酒に弱いので日頃ほぼ飲まないのです。ただし、これだけ弱いとアルコール感受性がものすごく高くて、お料理にみりんを使うレベルでもダメージを受けるのかもしれません。そう考えると360度回って納得いく話です。

ここまでの記事ではエピジェネティック・クロックで「悪い」と出た項目の概要を説明していただきました。後編記事ではこれらの内容が「どう問題なのか」「どうすべきなのか」、石川先生からアドバイスをより詳しくいただきます。

つづき>>>自分の体の「真実の老化っぷり」が数値で明確にわかる「エピジェネティック・クロック」計ってみてわかった「ヤバすぎる運命」


《OTONA SALONE》

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