【大学受験2025】東大、現役合格が74.5%…文科一類は80.8%
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入試データは、おもな国公立大学と私立大学の入試状況を掲載したもの。志願者数と志願倍率、第1段階選抜の合格最低点、最終合格者の合格最低点、男女別割合などを大学別でまとめている(項目の内容は大学により異なる)。
東京大学について、合格者の現役・浪人別の割合をみると、2020年度までは前期日程の合計でおおむね現役「2」対、浪人「1」の状況にあったが、2021年度以降はいずれも現役割合が70%を超えている。
2025年度は、合格者の合計では現役割合が74.5%となった。しかし、科類別の割合には特徴があるという。一般選抜で現役割合がもっとも高かったのは文科一類の80.8%で、文科ではすべての科類で現役割合が上昇している。一方、理科ではすべての科類で現役割合が減少。2021年度から4年間現役割合80%台を維持していた理科三類は75.5%となり、1浪生の割合が7.1%から16.3%に大きく上昇している。
合格率を卒業年度別でみると、2025年度の前期日程の合計では、現役(2024年度卒)が38.1%、1浪(2023年度卒)が40.3%、2浪(2022年度卒)ほかが10.4%となっている。合計では1浪の合格率がもっとも高くなっているが、理科一類と理科二類以外では現役の合格率が1浪を上回る。
また、2025年度は文科三類、理科一類、理科二類において2浪ほかの合格率が10%を超えており、2024年度と比較するとすべての卒業年度区分の合格率が向上。ただし、2025年度は志願者が大幅に減少した例外的な入試でもあったという。
代々木ゼミナールは、今後も現役生中心の入試は続いていくとしつつ、既卒生にも合格のチャンスは十分にあることから、目標に向かって正しい努力を重ねるよう応援するとまとめている。
《木村 薫》
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