MAZZEL、デビュー3年目で2年連続アリーナ公演 ユニット曲・MUZEへの溢れる愛…“秘密の遊戯場”で魅せた8人の個性【Royal Straight Flush】
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◆MAZZEL、2度目の単独ツアー開催
MAZZELは、EIKI(エイキ)、HAYATO(ハヤト)、KAIRYU(カイリュウ)、NAOYA(ナオヤ)、RAN(ラン)、RYUKI(リュウキ)、SEITO(セイト)、TAKUTO(タクト)の8人からなり、2023年5月17日にデビュー。幸福を意味する「Mazel」に迷路「Maze」と情熱「Zeal」を掛け合わせたグループ名には、迷路から抜け出すための出口に向けて情熱を燃やし、幸福をつかみとって人々に渡していくグループになるという意志が込められている。2025年は1st EP『Royal Straight Flush』(4月16日リリース)をはじめ精力的に活動を行っており、8月18日には日本テレビ系情報番組『DayDay.』(1部:月~木あさ9時~11時10分/金あさ9時~10時25分)の8月度エンディングテーマにもなっている新曲『DANGER』をリリースしたばかり。また、4月23日の神奈川公演を皮切りに全国11ヶ所17公演を巡ってきたツアーのファイナルとなる8月24日の公演は、本編一部がグループ公式YouTubeチャンネルにて無料生配信され、同時視聴は6万人以上にのぼった。
◆MAZZEL、圧巻パフォーマンス&ユーモアたっぷりMCのギャップ
「秘密の遊戯場」と化したライブ会場では「おっとそこのあなた、秘密の遊戯場だと言ったでしょう。開場中から終演後まで場内の撮影や録音は禁止とさせていただきますよ」「イカサマ防止のためカメラがいたるところにありますが、このショーでの模様は全て収録させていただきます」などとユーモアたっぷりの会場アナウンスで、公演前から世界観に引き込む。冒頭からNAOYA、RYUKI、SEITO、KAIRYU、TAKUTO、HAYATO、EIKI、RANの順に繰り広げられるソロダンスに歓声が沸き起こった。赤絨毯の階段に、黒にゴールド装飾の衣装と荘厳な雰囲気をまといながら、SEITOのブレイクダンスとRANのボッピンが絡み合う振付が光る『J.O.K.E.R』から『Counterattack』『Waterfall』まで怒涛の勢い。『Vivid』では、1列になったメンバーの先頭に立つRANが「シー」と人差し指を立て楽曲が始まるかと思いきや、TAKUTOが「ちょっと待って?トロッコ出てきたぞ!」と叫び、メンバーは各々左右のトロッコで序盤からMUZE(MAZZELのファンネーム)との距離を近づける。曲が終わり静かになるも、EIKIの「シー…『CAME TO DANCE』!」の合図で再びポップな音楽とともにトロッコが動き出し、MUZEの心を躍らせていた。
圧巻のパフォーマンスや甘いファンサからは一転、メンバー8人中3人が自己紹介で「髪色変えました!」と報告したり、NAOYAが「化粧取れてきて嫌な気持ちになってきたので帰ります」、EIKIが「今日甲子園決勝だったから録画してるからちょっとだけごめん!」とステージを後にしたりとギャップも感じられるMCの面白さもMAZZELの魅力の1つ。KAIRYU、SEITO、TAKUTO、RYUKIがステージに残り「たっくん(TAKUTO)とか盛り上げてよ」(KAIRYU)、「ダッシュ見せてよ」(SEITO)の振りから、なぜかTAKUTOがセンターステージにいるRYUKIの元へダッシュしハグする流れに。SEITOは「『TAKUTO・RYUKI、熱いハグ』トレンド全部埋まる」とからかうも「カイセイ(KAIRYU・SEITO)やらなくていいの?」と問われ、KAIRYUがハグを待つ体勢になると「ハグはせんからな!」と主張。しかしSEITOがセンターステージに到着したと同時に逃げるKAIRYUを花道で捕まえバックハグする形となり、会場は大いに盛り上がった。
◆MAZZEL、ユニットステージで個性光る
全員でのパフォーマンスでも個性が輝く8人だが、『Royal Straight Flush』に収録されたユニット曲のステージではより個々の強みを存分には圧気した。グループの“姫”NAOYA と、グループ最年少のHAYATOによる『to me』は淡いピンク衣装と小さな王冠を身に着け「なおが世界で1番可愛くてどうしよう」「HAYATOが1番だと思うけどな~」と“可愛い”対決に。しかし、可愛いポーズをMUZEにリクエストすると「めっちゃかわいいやん、結婚してください!」「みんな優勝!」と褒め、最後は2人仲良く手を繋いで階段を駆け上がるお茶目な演出で魅了した。さらに、KAIRYU、RAN、TAKUTOの『I’m yours,You’re mine』は溢れる恋心を歌った歌詞に引き込まれるメロウなR&Bバラードで、KAIRYUとRANの美声にTAKUTOのダイナミックなダンスが絶妙なハーモニーを奏でる。後半戦、『Fire』『K&K』でMUZEの心を再び燃え上がらせたあと披露されたSEITO、RYUKI、EIKIによる『HERO SUIT』は3人が制作に参加しており、ライブでも観客を煽ることの多いメンバーらしく、純粋な思いを強く込めたロックナンバー。RYUKIが「普段生きている中で嫌なこととかストレスいっぱいあるでしょ皆。俺らだってあるよ。でもそんなあなたの背中を押すために作った曲が『HERO SUIT』です。よろしく。今日は全部忘れようぜ」と伝えた言葉は真っ直ぐMUZEの心に突き刺さった。
SEITOが「何回笑われた。何回バカにされた。あの頃の俺たち、デビュー2年で2年連続アリーナ立ってるぞ!俺たちがあんなに多くの人たちに音楽を届けることができているのは、間違いなく目の前のあなたのおかげです。MUZEいつもありがとう!愛してるぜ」と叫び「ここからは俺たちの覚悟の証明です」とプレデビュー曲『MISSION』へ。後半戦になっても、新曲『DANGER』の初披露から『King Kila Game』『Parade』と勢いは増していくばかり。最後は、作詞を手掛けたEIKIが「助けてくれたメンバーのことが大好きで大好きでたまらなくなって書いた楽曲があるんですけど、今日はそれを大好きなMUZEに向けて歌いたいと思います」と呼びかけ8人で届けた『Love Letter』、再びトロッコに乗って歌う『Our Life Is Always Right』でMUZEへの思いを溢れさせる。RANは「今日初めて出会った人もMUZEでいいよね?そしてこれからもMAZZELについてくる皆ってことでいいんだよね?」「皆の『俺らに会いたい』って気持ちとか『音楽楽しみたい』という気持ちはまだまだ底に眠ってるはずだよね?はずだよね?OK、じゃあその内底眠るものを全部出して俺らにぶつける準備できてますか?」と愛を確かめ合い『Holiday』を披露。「ありがとうございました!」と揃って礼をした後、大量の火花とともに打ち上げのようなテンションで繰り出される『King Kila Game×J.O.K.E.R mash up』の迫力あるダンスとともに、最高潮のボルテージでフィナーレを締めくくった。
◆MAZZEL「幸せな音楽活動を続けられているのは当たり前じゃない」
この日はRANの23歳の誕生日当日ということもあり、影ナレーションを務めていたアルコ&ピース・平子祐希からビデオメッセージが届いたり、SKY-HIがサプライズ登場を果たしたりと盛り上がりを見せたと同時に、メンバー同士の仲の良さ、絆の温かさも感じられた公演だった。ライブ終盤、リーダーのTAKUTOが「この有明アリーナを僕たちのファンの方々で埋め尽くして、こんな素晴らしい事務所で素晴らしい仲間と素晴らしいスタッフさんと一緒に幸せな音楽活動を続けられているのは当たり前じゃないというのはめちゃくちゃ心に刻んで頑張っている」と感謝。新曲のリリースやフェス出演、YouTubeのバラエティ動画など様々なコンテンツから知ってファンになってくれた人も多いと実感しつつ「好きになってくれた皆がこうやってMUZEの輪を繋いで広げていってくれているからこそ、団結してくれているからこそ、僕たちも日に日に大きくなれているしいろんな仕事させてもらえている」と喜びを語っていたが、パフォーマンス・楽曲への熱量・MUZEへの愛…ステージに立つ8人の姿からは全員が間違いなく同じ想いを抱いているということがひしひしと伝わってくる。それぞれが強烈な個性を持ちながらもさらなる団結力を感じさせた8人の進化はまだまだ止まらない。(modelpress編集部)
◆「MAZZEL 2nd One Man Tour 2025 “Royal Straight Flush”」セットリスト
1.J.O.K.E.R
2.Counterattack
3.Waterfall
4.Vivid
5.CAME TO DANCE
MC
6.to me(NAOYA・HAYATO)
7.Seaside Story
8.Fantasy
9.I’m yours,You’re mine(KAIRYU・RAN・TAKUTO)
10.ICE
11.MAZQUERADE
転換~MZクイズ
12.Fire
13.K&K
14.HERO SUIT(SEITO・RYUKI・EIKI)
15.MISSION
16.DANGER
17.King Kila Game
18.Parade
MC
19.Love Letter
20.Our Life Is Always Right
21.Holiday
22.King Kila Game×J.O.K.E.R mash up
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