「あんぱん」健ちゃん役・高橋文哉、北村匠海&大森元貴との撮影で感じた悔しさ 鍛えられた博多弁でのアドリブ【インタビューVol.3】 | NewsCafe

「あんぱん」健ちゃん役・高橋文哉、北村匠海&大森元貴との撮影で感じた悔しさ 鍛えられた博多弁でのアドリブ【インタビューVol.3】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
高橋文哉「あんぱん」(C)NHK
高橋文哉「あんぱん」(C)NHK 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2025/08/27】NHK連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土あさ8時~ほか)に出演している俳優の高橋文哉(たかはし・ふみや/24)にモデルプレスらがインタビュー。DISH//の北村匠海やMrs. GREEN APPLEの大森元貴との撮影エピソードから、2人を兄のように慕う関係性が垣間見えた。【Vol.3】

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◆連続テレビ小説「あんぱん」

今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人が、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」に辿り着くまでを描く愛と勇気の物語。主人公の柳井のぶを今田美桜、のぶの幼なじみで、夫の柳井嵩を北村匠海が演じる。

高橋は、嵩の同級生でNHKディレクターの辛島健太郎役。朝田家の三女・メイコ(原菜乃華)と結婚し、長女・愛(岡本望来)、次女・花(戸簾愛)が誕生した。

◆高橋文哉、北村匠海から得た学び

― 北村さんとの共演はいかがですか?

高橋:北村さんにはたくさんお世話になって、いろいろなお話を聞いていただいています。相談させていただくことがあるだろうなと思う瞬間がたくさんあります。僕が見たい世界を見ていらっしゃる方。いろいろな経験、収穫、学びがあって、北村さんと出会えたことは、すごく大きな柱になると思います。

― 北村さんとのシーンで印象に残っているのはどんなシーンでしょうか?

高橋:学校で「柳井くんじゃない?」と再会するシーンがずっと頭に残っています(第24回)。嵩と健太郎の2人で何かをするシーンや、カフェで話しているシーンでも、たまにあのシーンがよぎる瞬間があって。対照的な役柄だということがみなさんに理解してもらえたシーンだったと思います。そんな2人が今は支え合って義理の兄弟になっていることがすごく嬉しいです。

― 健太郎は嵩の良い友人から、仕事人として嵩を高めていく位置付けになっていきますが、その変化は高橋さんとしてはどう受け止めていらっしゃいますか?

高橋:義理の兄弟になっているので、また違うとは思いますが、学生時代からこんな年まで一緒にいられるというのは、素直に羨ましいです。たくちゃん(いせたくや/大森)と3人のシーンが多いので、2人が違う方向で嵩を手助けする。嵩にとって良い風に作用していく人間になりたいと思ったときに、たくちゃんは嵩を尊敬しつつ、才能も買っている。健太郎は学生時代から見ていて、嵩が描く絵や詩がすごく好き。嵩を成長させるためということではなく、シンプルに一緒に何かをやりたいという気持ちがあるのだと思います。学生時代の「柳井くんを助けな」「力になれることあれば言ってね」みたいな感じから変わってきているかなと感じます。

◆高橋文哉、大森元貴は「瞬発力がすごくある方」

― 大森さんの印象も教えてください。

高橋:お会いできるのが楽しみでした。すごく自然体で現場にいてくださる方なので、北村さんと大森さんといると、「今贅沢な時間を過ごしているな」という気持ちで日々を過ごさせていただいています。年齢は僕が下なので、本当のお兄ちゃん2人と話しているような関係性でお話させてもらっています。

― お芝居の面ではいかがですか?

高橋:瞬発力がすごくある方です。僕は博多弁があるので、アドリブは全くしてこなかったのですが、役としてはアドリブをしてもおかしくない役だと思っていたので、20週を過ぎたくらいから博多弁でもアドリブが言えるように準備していきました。たくちゃんと嵩と健太郎のシーンだと北村さんも大森さんもセリフをずっと続けるんです。そのときに入っていけないのが悔しくて、事前に方言の先生に聞いて「こういう言葉があるんだ」と覚えてから現場に入っています。瞬発力に長けているお二方なので、負けられないと思いながら準備をしています。3人のシーンだと、そんな瞬間が多く、セリフの間なども全部自分たちの言葉で埋めてくださるので、すごく楽しいです。

― 和気あいあいと撮影が進んでいるんですね。

高橋:とても楽しいです。同じ役を演じているとセリフ覚えがだんだん早くなっていくことにも気づきました。役に近づいているのもあると思いますし、博多弁も耳に馴染んできて、台本を読んでいてもその音が聞こえるようになりました。

◆高橋文哉が考える健太郎の存在意義

― 物語の中で健太郎はどのような存在でありたいと考えていらっしゃいますか?

高橋:今となっては明るいシーンがたくさん増えていますが、戦争のお話などいろいろなものを描いていく中で、気持ちがキューッとなっていくシーンもあります。そんなときに、みなさんの心に空気を送り込む存在でありたいと思っていました。もちろん健太郎もたくさん厳しいことや辛いこともやってきましたが、「元気出して頑張っていこうよ」といった前向きなことを、大人になってもずっと言い続けているので、僕は登場人物にも言っているつもりで、観てくださっているみなさんへの朝の一言目として、頭に残って1日を過ごしてくれたら良いなと思っています。

― 本作では、お腹が減っている人にパンを食べさせる部分が象徴的に描かれていて、健太郎も嵩にカレーを振る舞っていましたが、料理が得意な高橋さんにとって、振る舞うことはどのように受け止めていますか?

高橋:誰かのために作るという一つのきっかけがあるだけで、かけられる時間やお金、労力が全くもって変わってくるのは不思議です。その違いは料理だけでなく、何にでも言える気がします。他人を思う気持ち全ての象徴だと思うので、その気持ちを大事にしていきたいと思います。

(modelpress編集部)

★Vol.1、Vol.2も配信中。

◆高橋文哉(たかはし・ふみや)プロフィール

2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年、令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)の主演に抜擢。その後、ドラマ「最愛」(TBS系/2021)や「君の花になる」(TBS系/2022)での好演も話題を呼び、映画「交換ウソ日記」(2023)、「少年と犬」(2025)、ドラマ「フェルマーの料理」(TBS系/2023)、「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系/2024)など続々と主演を務める。映画、ドラマのほか、バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)内のコーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!25」レギュラーや、ラジオ番組「高橋文哉のオールナイトニッポンX」(ニッポン放送)では毎週火曜深夜にレギュラーパーソナリティを務めている。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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