バカリズム脚本の脚本により、“音楽史上最大のスキャンダル”を描いた本作。
愛が重すぎる秘書・シンドラーと手のかかる天才・ベートーヴェンを演じた山田と古田。親愛を込めて「や~まだ」と呼ぶ古田と、古田にそう呼ばれることを「嬉しい」と語る山田は、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(2021)以来の共演。

また、古田は前作での共演を、「『古田新太に褒められた!』と喜んでいて、なんて可愛いやつだろうと思ってました」とふり返っている。
今回解禁となるメイキング写真からも、なぜか同じポーズをとり自然な笑顔を見せる2人が切り取られており、まさに2人の仲の良さが伝わってくるカットとなった。

3人はベートーヴェンの遺産が彼の希望通り甥に相続されるよう、遺言状作成を手伝うこととなる。尊敬する音楽家、長年の友、愛する兄の死が目前に迫った悲しい時間のはずが…。
スタッフの笑い声で始まるメイキングではベートーヴェンの手を握り、ブロイニングが「あー、ぐちゃっとなっちゃた。これ大丈夫? 読めるよね?」と世話を焼いている。さらにシンドラーが書く項目を説明すると、「ああ!もう!お前書け!」と癇癪を起こすベートーヴェン。それまでは敬愛するベートーヴェンに対して丁寧に接していたシンドラーが思わず、「いや、私が書いたら意味ないから」と思わずタメ口で返すひと幕も。
ひたすら面倒くさそうに遺言状を書くベートーヴェンと、あれこれ横槍を入れるシンドラーとブロイニング。口数が少ないキャラクターのヨハンも、手にした遺言状の見本をありえないくらいベートーヴェンの目の前に差し出すなど、とにかく濃いキャラクターたちが全力で楽しむリハーサルに、キャストたちも思わず笑顔のメイキング映像となっている。

さらに、劇中ではベートーヴェンの珠玉の名曲を惜しみなく使用。リアルな映像と映画館の音響で聴くベートーヴェンの楽曲で、新しい映画体験を生み出している。
『ベートーヴェン捏造』は全国にて公開中。