不登校の子供と家族の支援サイト「あした研究室」開設
子育て・教育
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「あした研究室」の特長は、「出席扱い制度」の活用事例を体系的に紹介している点だ。この制度は、ICT教材を活用した自宅やフリースクールでの学習を学校の出席として認める仕組みだが、理解や活用が進んでいない学校も多いという。すららネットは、制度の黎明期から啓蒙活動を行い、学校や教育委員会と連携してきた。この知見を生かし、制度内容の整理に加え、全国の具体的な活用事例を集約した。
さらに、心理士や医師などの専門家による解説、全国のフリースクールや通信制高校の情報、掲示板機能や保護者向けコラムなどのコンテンツも順次公開予定。将来的には、オンライン相談や保護者同士がつながる仕組みの構築も視野に入れ、単なる情報提供にとどまらない、包括的な情報インフラを目指している。
すららネットは、「教育に変革を、子供たちに生きる力を。」を企業理念に掲げ、AIを活用したアダプティブな対話式ICT教材「すらら」「すららドリル」などを開発・提供している。国内の2,600校以上の学校や学習塾で導入され、約25万人の児童生徒が利用している。全国の公立学校や有名私立学校、大手塾での活用が広がる一方、不登校や発達障害、経済的困難な状況の子供たちにも学習機会を届けることで、教育課題の解決に取り組んでいる。
《風巻塔子》
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