【大学受験2026】辞退者の入学金返還へ…新潟産業大も
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私立大学の入学金二重払い問題については、文部科学省が6月に負担軽減のための方策や入学料の抑制などに努めるよう、全国の私立大学に通知を発出した。
これを受けて、美作大学(岡山県)が7月、国公立大学合格による辞退者に入学金全額を返還すると発表。8月には桃山学院大学(大阪府)が、入学申込金の約8割を返金する併願入試の返金制度と、入学申込金の分納制度を新設すると明らかにした。同じ新潟県柏崎市にある新潟工科大学でも8月、入学手続き者が入学を辞退した場合、入学金を含めた学納金を返還すると発表している。
新潟産業大学では、2026年度入学者選抜から一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、留学生入学試験(専願の推薦型選抜を除く)の入試区分で、入学手続き者が2026年3月31日までに文書で入学辞退した場合、入学金を含めた学納金等を返還する。入学金(21万円)については、事務手数料と振込手数料として1万円を差し引き、20万円を返還する。
新潟産業大学は、創立者の下條恭兵氏が、私財を投じて財団法人柏専学院(学校法人柏専学院の前身)を創設したのが始まりで、1988年に開学した。現在、経済学部に経済経営学科と文化経済学科、大学院経済学研究科があり、経済学部経済経営学科には通信教育課程「ネットの大学managara」を設置している。
《奥山直美》