40代・50代は、シワやたるみ、くすみなど複数の悩みが気になる世代。だからこそ、「何にお金をかけて、何を賢く節約するか」の選択が、オバ見えと若見えの分かれ道になる可能性があります。
オトナサローネライターの遠藤幸子が、3万点を超えるコスメを試して見極めた、40・50代が投資すべきと感じているアイテムを紹介します。
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▶絶対投資すべき!なアイテムは
40・50代が投資すべきアイテム
(1)化粧下地
40・50代のメイクで最も重視したいのは、肌づくり。特に40・50代はくすみが気になる方が増えてきます。起き抜けのくすみをそのままにメイクすると、いくら高いファンデーションを使ったとしても疲れて見え、オバ見えのリスクが高まります。トーンアップ効果が高い化粧下地を選びましょう。
また、40・50代は肌の乾燥が深刻化していく傾向にあり、保湿成分が豊富に配合された化粧下地を使って、日中の乾燥対策も万全に行いたいところ。
さらに、毛穴やシワ、シミなどの肌悩みをある程度カモフラージュできる化粧下地を選べば、朝のメイクが楽になります。毛穴の凹凸が気になる場合には、部分用下地を使うことも選択肢に入れましょう。ベースメイクでは化粧下地に投資するのが吉と言えます。
NARS ライトリフレクティング トーンアップヴェール(SPF27・PA 30mL/税込価格6,490円)
くすみを補正し、肌を明るく整えながら、透明感のある艶やかな肌に仕上げる化粧下地。化粧崩れを防ぐ効果が高く、スキンケア成分を81%配合しているので、日中の崩れ対策と乾燥対策ができる頼もしい一品です。
(2)ファンデーション
化粧下地で肌のコンディションを整えておくことができれば、ファンデーションはプチプラでもOKの場合もありますが、40・50代はできれば3000〜5000円くらいの中価格帯以上から選ぶのがおすすめです。いずれの場合も美肌効果の高い化粧下地と組み合わせるのなら、保湿力とツヤがあり、カバー力が高すぎないものを選ぶことが大切です。なぜなら作り込み過ぎた肌が老けて見える可能性が高いからです。
vim BEAUTY オールデイ モイスト リキッドファンデーション 19 クリーム(SPF30・PA 30mL/税込価格3,190円)
素肌を底上げしたような艶やかな美肌に仕上がるリキッドファンデーション。美容成分79%配合でスキンケア効果が高く、崩れにくいのも嬉しいです。筆者は、18 エクリュと19 クリームを混ぜて使用しています。
▶安っぽい顔にならないために…
(3)アイシャドウ
ポイントメイクをすべてプチプラで仕上げると、40・50代はどこか安っぽい印象に見えてしまうリスクが高まります。組み合わせが大事。人の目に留まりやすいアイシャドウは、できれば投資するのがおすすめです。
なぜなら、皮膚が薄く乾燥しやすい目元はデリケートで、年齢が出やすいパーツ。プチプラにありがちな粒子の粗いパールやラメが含まれたアイシャドウを使うと、シワやたるみなどを引き立てオバ見えしてしまう可能性があります。そのため、アイシャドウは投資し、繊細な輝きを放ち、上品な仕上がりになるものを選びましょう。
SUQQU モノ ルック アイズ S-01 色恋文 -IROSHIRABE(税込価格4,290円)
甘さ控えめなパールピンク。温もりのあるカラーなので、肌なじみがよく、繊細な輝きを放ちながら目元を明るく彩ります。パール感で目元にハリが出る効果も。しっとりとした粉質でまぶたにフィットしやすく、ヨレたり、崩れたりしにくいのも◎。
(4)ハイライト
ハイライトはオイルのような濡れツヤを放つものもありますが、数が少なく、パールやラメの輝きを含むものがほとんどです。そのため、投資したほうが40・50代の毛穴や小ジワといった肌悩みを引き立てるリスクが減ると感じています。
RMK ラディアントカラースティック 04 ウィスパー オブ ウィステリア(税込価格3,630円)
ハイライトとしてだけでなく、チークや目元などマルチに使えるカラースティック。多彩なパールが濡れたように艶めきを与えて立体感とハリ感を与えます。パールの輝きが繊細で上品。ライラックカラーが肌に透明感を与える効果も。
▶プチプラ顏とハイ&ロー顏の仕上がりの違いは
まとめ
上の画像は、化粧下地からポイントメイクアイテムまですべてプチプラで仕上げた画像(左)と、これまで紹介してきた製品でミックスして仕上げた画像(右)を比較したものです。
特に違いが感じられるのは、ベースメイク。化粧下地に投資するかどうかが大きな分かれ道という印象を受けます。また、目元もアイシャドウに投資することで仕上がりのクオリティが高くなる印象です。
プチプラでも価格を感じさせないクオリティのものもありますが、失敗しにくいという観点から製品を選び紹介しました。参考にしていただけますと幸いです。