ファンケル銀座スクエア6F「ファンケル ヘルス スタジオ」に、体の糖化度の測定装置「AGE Reader」をお目当てにお邪魔しました。「ボディメイクコース」(約80分 8,800円)では糖化以外に骨密度、体組成など、更年期世代が必ず確認しておきたい項目をまとめて測定可能。お目当ての糖化測定を終えて、もう1つ残っていたのが驚きの大穴でした。
前編『よく「糖化」というけれど自分の糖化度はわからない…と思ってたら、「ファンケル 銀座スクエア」で更年期世代の気になる項目まとめてチェックできました!』に続く後編です。
じつは大穴(?)、「血管観察」が「驚き倒す」内容だった!
最後の項目血管観察。つい先日もリカバリーウエアの発表会で、繊維が血流に影響を与えていることを観察するために受ける機会があり、「見慣れている」つもりでした。
ところが、「ファンケル ヘルス スタジオ」はもっと先をいっていた。観察は指の爪の甘皮部分を拡大することで行います。
これは渡辺の血管。全体的な血管形状を見ながら、身体がどのような状態にありそうかを一緒に確認していくのですが……。
たとえば渡辺は図の上から5番目、ねじねじねじっとした血管が多数ありました。これは「ストレスが多い」ことで増える形状だそう。
ちょっとわかりにくいですが、これは井一。上から2番目「脂質が多い」と4番目「めぐりが悪い」に当てはまる血管が増えています。
「エピクロック」のときにも言われましたが、こうしたチェックでひっかかる項目って基本的に「思いもよらぬ」項目ではなく、当事者も「まさに!その通り!当てはまります!」と感じる項目なのだそう。
ね、これこそが生活習慣病のおそろしさです。要するに、「わかっているけれど変えられない習慣」そのものを指摘されているんですね。そして、こうした習慣が私たちの未来の病気の源となってしまう。
というのも、ある日突然始まるようなイメージの病気も、遺伝病や感染症などを除くと、ほとんどが「徐々に完成していく」と考えられているそうです。いまある不調の萌芽をそのまま放置しておくと、10年から20年後に病として完成してしまう。その前に気づいて原因をなるべく減らしていきましょう。早期発見早期介入、これがいま日本の医療が一丸となって取り組んでいる「予防医療」の骨子です。だからこそ、ファンケルも大変安価にこのチェック一式を提供しているというわけですね……。納得でございます。
自分の体は自分で作っていかねばならない、そのための第一歩!
最後にパワープレートで「からだバランス画像解析」で指摘された身体のバランス補正ポイントの鍛え方を教えてもらいます。これでコース一式終了、最後にカウンセリングを受けて終わります。
このコースが非常によいのは、最終的に自分にはどのような弱点があり、生活習慣の改善でどうアプローチできるかという具体的な対策までセットで相談に乗ってもらえる点。サプリは3Fのショップで直接購入可能ですので、定期的に通えばワンストップでチェックから対策まで身体のメンテナンスが終了します。実際、そのように利用している長年のリピート客も多いのだそう。さて、以下は私の測定結果です。
【結果】
「からだバランス画像解析」
左上、ダイアグラムでもわかるとおり、「左脚・腰・体幹のゆがみ」を指摘されています。

拡大
拡大です。もうね、おっしゃる通り。私は左腰と左ひざが「悪い」のです。原因は身体を左にねじり続けているからなのですね。赤いところがバランスの悪いところ。
これは2枚目のシート。足を組むクセは本当になんとかしないと。体左側の痛みはすでに「完成して、出現している症状」ですが、なお進行している疾患でもあるでしょうから、もっと悪化して思ったより若い段階でフレイルを併発して歩けなくなる可能性も脳裏をよぎりました。
現在遅まきながらやらないよりはとピラティスに取り組んでいますが、もうちょっと何か強度を加えたほうがよさそうです。
体組成測定(Inbody)
普段使っている体重計型よりもはるかに緻密なボディスキャンです。体脂肪率も普段見ているものと少し違います。
拡大です。たんぱく質量が不足という指摘をまさかここで受けるとは。全体的に体水分量もたんぱく質量も低く、要するに筋肉が全然足りない。筋肉は水のリザーバーでもありますから、水を蓄えられないのですね。
体内に水が蓄えられない私は熱中症ハイリスク群だろうとも考えられるので、道理で人より早く炎天下でバテるはずです、理解できました。やっぱり精密な測定をすると納得することばかりです。逆にミネラル量は比較的充足していて、この半年ほど選んで追加しているサプリの選択が間違っていない手応えも。
骨密度は「継続的に測定して数値の変化を掴む」ことが重要。そして糖化は
骨密度測定
骨密度はYAM(ヤム)値、20歳の平均と比較してどのくらい低下しているかで評価し、70%以下が骨粗鬆症と診断されます。私は昨年度で大腿骨73%、腰椎91%、今年度の前腕が91%でした。大腿骨はもうスレスレだけれど、腰椎はまだちょっと大丈夫というわけです。
拡大です。今回のかかとが84%。なるほど、私の場合は腕と大腿骨の間がかかとの数値になるような減り方をしそうだなとわかると、どこかを測れば他がどんな感じになっていそうか推測ができるようになります。
これは今回の測定と関係のない医学検査のお話ですが、私は3年前に整形外科で検査を受け、大腿骨YAM値が72%と低いことから医薬品の活性型ビタミンD3の処方を受けました。ところが、1年間服用して1年後に再測定したところ、やっぱり72%。「えええ、まる1年欠かさず飲んだのに増えないんですか?」と悲鳴をあげてしまいましたが、「これでOKです。閉経前後は何もしなければ年1%ほど確実に減りますから、まずは平行に保つことが重要です」と医師に言われました。
ただ、医薬品の活性型ビタミンD3は安全域が狭いそうで、別の医師には「サプリで補えそうならできればサプリを活用してもらったほうが」とも言われました。このため昨年度はサプリに切り替えていたのですが、クリニックで血液検査をすると充足しているという結果なので、これでOKと判断。このように、Dのサプリはみんないまから飲んでおいたほうがきっと先々いいことがあるのです。
糖化測定
さて、測定に戻って、今回私にとって目玉の測定。なんと、実年齢54歳に比して、7歳上の61歳相当でした! かなりの老けっぷり!!
拡大です。エピクロックの数値は食事を管理すれば比較的動くそうなのですが、AGEsの値はさほど動かないとのこと。これはちょっと厳重に管理せねばですね……。
ちなみに、隣のブースから悲鳴が聞こえたので何かと思ったら、39歳の渡辺がなんと「65歳相当」の数値だったのだそう。ところが、食事と運動にとても気を遣っているカメラマン廣江さんも、47歳に対して52歳とやや高く出ました。あとで聞きましたら、メディア界隈の人たちは業務ストレスが高いためか、数値が高く出る傾向があるのだそうです。
ということは、「ハイストレスな仕事をしている」自覚がある人たちは、業務時間をなるべく圧縮して、食事や運動に時間をかけないと寿命を縮めていってしまうということね!?
血管観察の結果、これを補いたいな!と感じたサプリは以下の通り!
血管観察に関連して、最後の結果カウンセリングのときに「どのような対策を考えたほうがいいのか」相談に乗っていただけます。体験終了後、私が3Fのショップで購入したサプリをご紹介。
還元型コエンザイムQ10 30日分 4,094円(以下すべて税込)/以下すべてファンケル 体内の酵素の働きを助ける補酵素、コエンザイムQ10。NMNを飲んでいるのでいらないかなと思っていましたが、補いあうような働きなんですね。ファンケルにはこの還元型と、より安価な従来品の酸化型の2タイプがありますが、酸化型は体内でいちど還元する必要があり、還元する力が加齢とともに落ちると伺ったため最初から還元してあるものにしました。
亜鉛 30日分 864円 「葉酸、亜鉛、鉄は更年期以降も引き続き必須ですよ!」と産婦人科の先生に教えていただいて、このタイミングで追加購入。
ビタミンD 30日分 390円 抗加齢、骨粗鬆症、免疫、いずれの文脈でも「日本人は圧倒的に不足している」と指摘を受けるビタミンD。記事に書きましたが、2年度前は処方のD3 を服用していたものを、昨年度からサプリに切り替えました。測定すると私の体内D量はおよそ充足しているので、サプリは活用すべし。
ハイグレードビタミン 30日分 2,571円 半年前に思い立って輸入のビタミンB群を追加したところ、私には格段に効果があり、朝スッキリ目覚めるようになりました。このサプリはC、B、Eのコンプレックス。従来のものの代わりに。
この「ファンケル ヘルスケア スタジオ」体験後、私は会う人ごとにどんな検査ができるのかお話をしているのですが、全員「私も予約取りたい!」以外の反応がない。編集部メンバーも「次回は絶対私も行きたい!」「このプライスが魅力的、取材じゃなくて自腹で行きます」「サプリメントを購入するにしてもファンケルだという安心感しかない」と大絶賛。
こんなにありがたい施設は使い倒すしかありませんよ! ぜひ皆様もチェックを。
前編>>>よく「糖化」というけれど自分の糖化度はわからない…と思ってたら、「ファンケル 銀座スクエア」で更年期世代の気になる項目まとめてチェックできました!
撮影/廣江雅美