こんにちは、現在54歳のオトナサローネ井一です。生物学的年齢を測定する「エピクロック」を試した記事では54.9歳と0.8歳老化していることがわかり、高価な検査ですが年に1回は受けて経過を見なければ……と痛感しました。
関連して「そういえば『糖化』も老化の根源とよく言われるけれど、自分がどのくらい焦げているのかを知らないな」と気になり始めてしまいました。
糖化は現在のところ保険治療での判断指標になっていないため、一般的な病院の検査項目にないんですね。どこで測定できるのかなあと検索していたら、灯台下暗しでございました。なんと、ファンケル銀座スクエア6F「ファンケル ヘルス スタジオ」が測定装置「AGE Reader」をお持ちだったのです!
しかも、「ボディメイクコース」(約80分 8,800円)ならば、糖化以外に骨密度、体組成など、更年期世代が必ず確認しておきたい項目をまとめて測定可能。。このプライスなら自腹で定期的に受けられそう、しかも立地は超便利な銀座。サイコー……と思いながらいそいそと取材の依頼をして、お招きをいただくことになったのでした。
糖化とはなにか? 問題は「いちど焦げたお砂糖は元の白砂糖に戻らない」ことでもイメージできる
「およそ現代人はすべての栄養素が足りていないが、糖質とナトリウム(塩)、脂質だけは超過剰である」というのは栄養学の先生に毎度伺う話です。
体内に余分な糖がたくさんある、つまり血糖値が高い状態だと、血中で糖とタンパク質が出会う機会が増えます。すると、カルボニル基(-CHO)とアミノ基(-NH2)が自然に結合して、AGEs(エージーイー:終末糖化産物)という老化物質を生成します。この「糖化」の状態は「体がコゲる」とも例えられます。生成されたAGEsは分解されにくいため体内に蓄積し、全身の様々な組織にダメージを与え、老化や病気の原因となるというわけです。
さて、ファンケル 銀座スクエア6F ファンケル ヘルス スタジオの「ボディメイクコース」での測定項目は以下の通り。
- からだバランス画像解析
- 骨密度測定
- 糖化測定
- 体組成測定(Inbody)
- 血管観察
- パワープレート
今回は、オトナサローネ編集部・井一(54歳)と一緒に、
雑誌『健康』編集部・渡辺あすか(39歳)、
さらに撮影を担当したカメラマンの廣江雅美さん(47歳)も測定。30代から50代までの「体内の状態」が明らかになりました……!
まずはカウンセリングからスタート。糖化測定や骨密度もチェック、血管観察では…!?
最初はカウンセリングです。ここでチェックした「気になること」は、のちほど結果説明のときに重点的に説明してもらえます。
着替えは別途1000円で貸出可能。検査の順番はその日ごとに前後しますが、私はまず「からだバランス画像解析」からスタートしました。
指定のポイントに立って向きを変えて画像を撮影。これで体のバランスが解析できるのだそうです。
最後にもっと詳しいプリントアウトをいただけますが、ここで見てももう、すでに不穏な感じであることがわかります。スコア67点、「フラットバックタイプ」すなわちストレートネックです。
つづいて体組成測定(Inbody)。ちなみに通っているピラティスに体重計型のInbodyが置かれているので毎回測定していますが、体脂肪率はおよそ30%です。典型的な隠れ肥満ですね。
骨密度測定は足のかかとで行いました。先ほどカメラマン廣江さんが座っていたのがこの装置です。
骨密度は体の部位によって相当に違うため、医療的な、骨粗鬆症対策のための骨密度検査はX線を使った測定(DEXA法)が推奨されますが、「まずは体の部位どこでも、一度でも測る」ことが重要。骨密度は何もしないと年1%ずつ減っていきますので、まず「なるべく減らさない」ことが重要なのです。
そしていよいよ!私にとっての本日のメインイベント、糖化測定です。一部のAGEs(ペントシジン、クロスリン、ピロピリジなど)が蛍光性を持つことを利用し、腕を乗せて12秒ほどで測定します。ちなみにこの機械の開発以前は、皮膚をメスで切って検査していたそう。
ちらっと見ると、2.7という数値が表示されています。一般にこういうのは高いほどよくないから、ここでも不吉な予感です……。
つづき>>>これで本日のメイン終了!と思っていたら、もっと驚く測定が残っていた!
撮影/廣江雅美