京大の国際学術賞、初受賞者は米プリンストン大教授 | NewsCafe

京大の国際学術賞、初受賞者は米プリンストン大教授

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クリフォード・ブラングウィン博士(プリンストン大学)
クリフォード・ブラングウィン博士(プリンストン大学) 全 2 枚 拡大写真
 京都大学は2025年10月4日、次代の科学技術を切り拓く若手研究者に贈る「京都大学レクチャーシップアワード」の初の受賞者に、米プリンストン大の細胞生物学者クリフォード・ブラングウィン教授を選んだと発表した。2026年4月中旬に京都に招き、授賞式や記念講演を行う。

 京都大学レクチャーシップアワードは、2025年度に創設された新しい国際学術賞。アジア最多のノーベル賞受賞者を輩出してきた京都大学が、その伝統を背景に、次代の科学技術を切り拓く新進気鋭の卓越した研究者を顕彰し、国際的な研究ネットワークの形成と健全な学術の発展を推進することを目的としている。

 対象は、原則50歳未満の研究者で、候補者は京都大学の教員からの推薦をもとに、選考委員会による審議を経て選出する。おおむね年1回の実施を予定しており、第1回は医学・生命科学分野を対象として選考を行った。

 初の受賞者となった米プリンストン大の細胞生物学者クリフォード・ブラングウィン教授は、「液-液相分離(LLPS)」が細胞内の空間的組織化の基本原理となることを発見。細胞の区画は膜によって仕切られるという従来の常識を覆した。LLPSは、シナプス後肥厚部や核小体、ストレス顆粒、さらにはALSなどの神経変性疾患の理解にもつながり、細胞生物学の教科書を書き換えるほどのインパクトをもたらしたという。

 京都大学レクチャーシップアワードでは、受賞者を京都に招き、記念講演や交流を行い視座を共有し、次世代を担う研究者の挑戦を支援する。第1回授賞式・記念講演は、京都大学 百周年時計台記念館にて、2026年4月中旬に行われる予定。

《川端珠紀》

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