「高市さん、総裁ご就任おめでとうございます!」でも私たちが彼女を応援するのは「初の女性だから」ではなく【編集部】 | NewsCafe

「高市さん、総裁ご就任おめでとうございます!」でも私たちが彼女を応援するのは「初の女性だから」ではなく【編集部】

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「高市さん、総裁ご就任おめでとうございます!」でも私たちが彼女を応援するのは「初の女性だから」ではなく【編集部】
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4日、自民党総裁選の投開票が行われ、高市早苗氏が初の女性総裁に選出されました。この後、首相指名で選ばれれば、我が国初の女性首相が誕生します。

主婦の友社は大正時代から100年以上に渡り「家庭の幸福と女性の地位向上」を願い出版活動を続けてきました。2023年にスタートした更年期啓発活動「アフタヌーンエイジプロジェクト」では更年期障害の有効な乗り切り方のひとつとしてワークライフバランスを重視、「休みたいと言い出せる日本に」を旗印のひとつにしています。

毎週月曜に定例会議を行うオトナサローネ編集部。月曜の会議終了間際に総裁選の話題になりました。編集部のコアメンバーは40代50代女性ですが、みなさん、女性総裁の誕生、どう思いましたか? あ、政治の話はしたくないなという場合は、答えなくてOKです。

*記事中画像はいずれも高市早苗氏公式インスタグラム(@takaichi_sanae)より引用

はじめて部内で政治の話をしてみたら、意外とみんな「それぞれの思い」があった

「私、たまたま土曜にリアルタイムで見てたんですよ」

最初に語り出したのはAさん(43歳)。

「じつは前回も高市さんに総裁になってほしかったのですが、結果は違ってちょっとがっくり。今回は高市さんにというよりは、他の候補になってほしくないという気持ちもあって(笑)」

たまたまって言ってますが、それは結構真剣に見てたんですよね!?

「私も、他の候補になってほしくないっていう意味で高市さん推しでした」

そうBさん(44歳)が続けます。

「子どもがTIKTOKで構文を覚えちゃって、『このお菓子は美味しいから美味なんですね』なんて延々言うんですよ。うんざりしちゃって」

言う言う!とCさん(47歳)。

「ネタ元の方には申し訳ないんですが、子どもは本当に延々言いますよね、申し訳ないけどイライラするので、ちょっとそれはもういやだなと」

それはネタ元の方もちょっととばっちりかもしれませんが、でも繰り返されるとしんどいという気持ちはよくわかります。ここでBさんがもう一度語り始めました。

「でもね、私、そんなに政治に詳しくないですし、TIKTOKでイライラしたことくらいしか感想がないんですが、高市さんの演説を聞いてみたら『久しぶりによくなるかも!』って希望が持てる感じがすごくしたんです。頼りがいがあるかも、やってくれそうな感じ」

もう終わっちゃってる日本だけど「もしかして何とかなるのかも?」とスピーチで感じた

わかる!との声の中、Bさんが続けます。

「日本、もう終わってるなってずっと思ってて、何の希望もないこの国は早く脱出しないといけないくらいに思ってましたが、あれ、またイケるんじゃないのって気持ちになりました」

これを聞いて「そうだよね」とAさんがもう一度語り始めました。

「安倍元首相の時代って、あとから思えば日本ファーストだったなと思います。これからいっそうグローバル化が進む中、保守的な考えがよいのか悪いのかは置いておいて、当時はまずは日本にずっと暮らしていく私たちのことが重要、海外から何かを言われてもそう簡単に言いなりにはならないぞという構えが感じられました。そこから首相が2人交代しましたが、やっと安倍さんのテンションが戻ってきそうな感じ。ある程度国際的な空気を読みながら、出るところは出るというような、頼りがいのある政治をやってくれそうだなと」

でも、不安もなくはないよねとBさん。

「ウクライナもガザもご覧の状況で、頼みの米国はトランプ氏があのような感じ。世界が安定していた時期ってないのかもしれないけれど、いまはとりわけ大国がどこもグラグラしている状態。だからでしょうか、メディアは高市さんに批判的ですよね。少しでも失敗すれば袋叩きにされそうな空気が報道を見ていると言葉のはしばしににじみ出ています。実際、『失敗しそうだぞ』と思っている人も多いのだろうと思います」

ここまで聞いて気がついた。みんな「女性だから」応援していたのではない、「政治家として」応援していた

ところで、みなさん「女性として」というコメントが出てこないですね。私、割と「女性同士」みたいな言葉が出るかなって思っていたんですが。

「言われてみるとそうですね。女性としてみたいな意識はひとつもないまま高市さんを応援していました」

リアルタイムではらはらしていたAさんがそう振り返ります。

「高市さんだからよかったという気持ちのほうが強いから、あとから『ガラスの天井』という言葉が出たときにちょっと違和感がありました。女性ならではのガラスの天井があった、それを破った、これもまた事実なのでしょうけれど、私の気持ちはちょっと違って。高市さんご自身がポテンシャルが高かった、そのポテンシャルで評価してほしいなと」

「わかる、前回決選投票で覆ったとき、やっぱり『女だけにはなられてたまるかと』いう気持ちもあったんだろうなって私は感じました」

とBさん。続けます。

男女論そのものにうんざりしている。「できる人がやる」この当たり前のこと自体を議論したくない

「前回、国会議員票が最後の決戦投票で取れませんでしたよね。派閥もあるんだろうけれど、政治的な価値観より何よりまず『女の下で』というのがきっとあるんだろうなって感じました。それが今回は高市さんになった、一歩前に進んだ。でね、私たちは女性だから応援したというわけではないですよね。女性かどうかで評価が動くこと自体もういい加減にしてほしいという気持ちが、やっとプラマイゼロになった」

これにAさんが答えます。

「ね、今回は最後に麻生さんが『党員票を鑑みて、民意を反映して投票すべし』というようなことを言い、麻生派が高市さんに投票したのだとされていますよね。やっぱり男性は統制が取れていることが大前提なんだなと感じるエピソードですし、そういう意味では高市さんは男性ならば必須の空気を敢えて読まずに『こうすべし』をやってくれるかも、そんな期待感がいま話していて湧いてきました」

それとは別に介護の話はちょっと、最初はどう反応していいのかってなったよね、と今度はCさん。

「ご主人の介護を高市さんご本人がなさっているそうですよね。オトナサローネは介護記事も人気ですけれど、あれを読んでいても1人でやるなんて無理無理という感じなのに、介護保険をお使いになっていないそうで。いやそれは使ってくださいよという気持ちになりました。トップがやってくれないと、使うのを遠慮してしまう人が出るから、この点だけは敢えて女性としてお願いしたいかもです。使わないのが美徳なんて言われたら私が悔しい!」

7月の参院選で自民は大きく議席を減らし、過半数割れのまま挽回の手が見いだせない難局にあります。だからこそ「これ以上失うものもないから女性にやらせてみよう」と判断が働いたのかもしれず、つまり敗戦の責任を押し付けられる役として高市さんが選ばれた可能性も否定はできないでしょう。

が、「そんなことないよ、いけるいける!」というエールを私たちはおくりたい! 初の女性総裁選出、おめでとうございます!


《OTONA SALONE》

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