【ラスト万博】6日(月)は21万人来場、閉幕まであと10日を切った。東大生が後世に伝えたい「見どころ」【まとめ読み】 | NewsCafe

【ラスト万博】6日(月)は21万人来場、閉幕まであと10日を切った。東大生が後世に伝えたい「見どころ」【まとめ読み】

お金 OTONA_SALONE/MONEY
【ラスト万博】6日(月)は21万人来場、閉幕まであと10日を切った。東大生が後世に伝えたい「見どころ」【まとめ読み】
【ラスト万博】6日(月)は21万人来場、閉幕まであと10日を切った。東大生が後世に伝えたい「見どころ」【まとめ読み】 全 1 枚 拡大写真
  

東京大学経済学部金融学科3年、さんきゅう倉田です。芸人をしています。

東大にはさまざまなプログラムが存在することを以前から紹介している。リーマンショックの前にはアメリカの証券会社による寄付講座があって、提出物が評価されるとニューヨークに行くことができたし、春休みに行われる生成AIを使ったコンペで優勝するとカリフォルニアに行ける。

そのようなプログラムには、当然ぼくも参加していて、8月に万博に行かせてもらった。名称は伏せるが、成人なら誰もが知っている有名かつ就活偏差値で上位10社に入るような企業の寄付講座で、2泊3日だった。

筆者は万博についてほとんど調べずに会場に赴いてしまい、大変後悔している。もっと調べてから行くことで存分に楽しめたはずである。

大阪から帰ってきてから、万博へ執着し、公式のYouTubeチャンネルで動画を漁っている。ラスト万博、これから万博に行く方がいるというなら羨ましくて仕方がない。

行っていない方も行った方にも伝えたい、ぼくの体験したことや東大の友人の感想をここに残しておきたいと思う。

▶20個のパビリオンを見た友人。一番良かったと語るのは

1日で20個のパビリオンを周る。特に印象的だったパビリオンは

ぼくが友人たちとのんびりとパビリオンを周っていた頃、単独行動と快走によって、20個のパビリオンを観覧した友人がいた。

オーストラリア、インド、カタール、UAE、フランス、スペイン、バーレーン、ベルギー、、オーストリア、カンボジア、セネガル、モンテネグロ、チリ、バングラディッシュ、ベトナム、ブルーオーシャドーム、コモンズA-Dを1日で周ったそうだ。

この中で、特に印象的だったパビリオンを聞いた。

2時間待っても、「フランスが一番良かった」

フランス館は非常に人気があり、2時間並ぶことが仲間内で周知されていた。

フランス語で東大受験をし、ロマネコンティの畑を見に行くくらいフランスに愛着があるぼくでも、2時間並んでパビリオンを見ようとは思わなかった。

しかし、友人から聞いたフランス館はとても魅力的だった。

ルイ・ヴィトンとロダン作品のコラボ、真っ白なディオールの展示、チームラボのような麗しい空間、それら全てに心を揺さぶられ、3週間経った今でもその感動が続いているという。

友人の話を聞いたらどんなに待っても良いと思える。諦めた8月末の自分を容赦なく責めたい。

1日で20個のパビリオンを見て、友人は言う。

▶発展している国としていない国の展示の違い

「発展してる国は発展してる現在の状況やこれからの未来を見せる展示。途上国はお金がない分、国にある物品を見せる。つまり、過去を見せる。

それぞれの国の万博にかける思いは異なる。金銭的・人的リソースの範囲で日本人に対してどう見られたいか、どう見せるべきかを考えてパビリオンを作ったはずだ。

そうやって、各国の思考に思いを馳せて万博を見ると、その国の現状や日本そのものが垣間見える気がする。

また別の気の合う友人は、バーレーン館やカタール館、北欧館を覗いたそうだ。

▶印象に残った展示は

バーレーン

海洋や真珠の製品が印象的で、触れたり、匂いを嗅いだりしてバーレーンの文化を体験できる。モニターで自国の最新技術や取り組みを紹介する多くの国とは対照的で、部族の鎧や大昔の船の模型に触れ、国内で採集されていた鉱物やかつて取引されいた香辛料の匂いを体験させてくれる。

そして、展示はかつての産業から現在の産業に移り変わり、地政学上の特徴を活かし、金融や観光に力を入れていることを柔らかく示す。

現在の姿を強調するのではなく、伝統や当時の様子を強く押し出した展示となっている。

カタール

決して広くはないが、コの字型の空間の中央がシアターになっており、そこで映像を見て、壁側の展示を見る。照明や空間の作りから、豪奢な印象を受ける。

一方で、展示によって、砂漠で一杯だったカタールの印象がマングローブや川を中心とした自然豊かなものへと変化する。

他国と比較すると国の情報は少ないが、空間演出は特に強い印象に残るようだ。

▶北欧の展示にあったもの

北欧

全体的にスタイリッシュな展示で、中央の空間は情報という観点では何を伝えたいか分からない部分もあったという。

ただ、次の空間では、自国の取り組みではなく主に哲学が示され、「家具を作る上でこういうことを考えています」「ジェンダーではこう考えています」「街の設計ではバリアフリーについてこうしています」などと示される。

事例の紹介がたくさんあるが、必ず思想やデザイン哲学が先に説明され、その分共感できたそうだ。

4つの国が合同で実施しているが、「自分の国はこんな感じですよ!」といった展示ではない。

友人は、伝統も好きだが、どうしてこういうもの作るんだろうという思想が見えて面白かった。人が覚えられるのは情報ではなく、感情なので、それが湧き上がるのが北欧の展示だった。」と言っていた。

万博では、国ごとに展示の方向性が異なる。どうしてその方向性にしたのか、一緒に来場した人と話し合うと学びがあるように思う。だから、たくさんの国の展示を見てほしい。

思うに、ブランド価値を高めようとしている国と認知を高めようとしている国の2種類がある。

北欧はある程度日本国内での認知があるため、ブランド価値を高める方向で考えていて、アラブ系の国は、日本人が知らない、あるいは区別していない国が多いため、情報伝達を優先したのかもしれない。

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《OTONA SALONE》

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