オトナ世代の肌悩みとしてよく挙げられるのは乾燥、ニキビ、毛穴。オトナのニキビは吹き出物ともいうらしいですが、ニキビ・吹き出物両者ともに”尋常性ざ瘡”という名称のついた皮膚疾患。
大人になればなるほど治りも遅くなり、跡も残りやすいニキビ。
できてから「早く治す」ではなく「できないケアをする」にフォーカスしてみませんか?コラムニストのプリオが医学的根拠に基づくスキンケア・成分美容について紹介します。
なぜオトナになってもニキビができるの?ニキビができるシンプルな原因
ニキビができる主な原因は
・毛穴の詰まり
・過剰な皮脂分泌
・アクネ菌の増加
これらのいずれか、もしくは複数が絡まり合ってニキビとなると言われています。
皮脂が増えると毛穴が詰まりやすくなる。毛穴がつまると毛穴の内部に皮脂や余分な角質が詰まる。ニキビの原因となる”アクネ菌”は皮脂を好むため、毛穴の中で皮脂をエサにしてアクネ菌が増殖しやすくなる。
これらがニキビができるメカニズムです。
▶︎お金をかけずにできる!ニキビができにくい肌を作る習慣とは
お金がかからない=無料でできるニキビ予防から始めよう
それではこの化粧品がおすすめですとモノに頼らず、まずは無料でできることから気をつけていきましょう。まず最初にやるべきことは
・規則正しい生活をする
・顔を触らない
この2点は徹底して守ってください。
生活習慣が乱れ睡眠不足になると免疫力が低下し、ニキビができやすくなります。また便秘もニキビを悪化させる原因になるのでは?とも言われていますので、便秘にならないよう食生活にも気をつけてみてください。
何気なくやっている方も多いのでは? 例えば頬杖をついたり、ついつい顔を触ってしまうクセを持っている方いますよね?
そうです。手は実は目に見えない雑菌がたくさんついている場所。その手が顔に触れることで肌荒れの原因にもなります。考え事をするときの頬杖や笑うときに口元を隠す仕草などなど… まずは”手で顔を触らない”を意識してみてはいかがでしょうか?
「無料」でできる予防の後に、スキンケアを見直してみて
まずは生活習慣の改善や、日常生活のクセを意識。ニキビ予防を意識した生活をした上で、次はスキンケアの見直しに取り組んでみてください。
キーポイントは
・ターンオーバーを整える
・殺菌
・皮脂抑制
・抗炎症作用
です。これらの効果効能が謳われている成分の含まれた化粧品を手にとってみることをおすすめします。
代表的な成分としてはサリチル酸、グリチルリチン酸2K、アランとイン、ビタミンB6、ビタミンC誘導体、レチノールなどです。
ですがニキビは病名もついている”皮膚疾患”。
そして日本は(2025年9月21日時点)保険診療でニキビ治療のできる国です。成分に気をつけてスキンケアの見直しをすることも有用ですが、まずはお近くの皮膚科にニキビの相談に行ってみることをおすすめします。
既にできたニキビの治療だけでなく、ニキビができにくい肌にするためのアドバイスや処方も得ることが可能です。
ニキビができて跡になったら消すのには美容医療が必要で、お金も時間もかかります。それならばニキビができにくい肌を作るために、まずは皮膚科に相談してみるのはいかがでしょうか?
プリオも参考にしています!▶︎日本化粧品検定公式テキスト