社会人として安定した生活を送っていても、ふと「このままでいいのか」と不安になることはあるもの。この作品の主人公であるアラサー女性「汐見さつき」もそんな一人でした。薬品系企業で穏やかな日々を過ごしていた彼女ですが、ある日、人生の大きな決断をすることに。
それは、医学部再受験という新たな挑戦でした。
「社会人から医学部に入って、人生やりなおす!」
友人の言葉に触発されて、ほぼ丸腰で受けた一次試験の結果は、合格ラインには遠く及ばず。さつきは「自分はダメかも」と深く落ち込みます。
しかし落ち込んでいる暇はない。心を入れ替え、改めて「医学部編入」という難関に立ち向かうことにしました。ネットで中古の参考書を買い漁り、やる気まんまんで開いたら…
中古参考書の落とし穴
なんと全ページに答え(しかも正解)が書き込んでありました。前の持ち主、思いやりはないけど、優秀だったんですね。
涙目で消しまくり、貴重な時間をムダに使うさつきでしたが、ふと他の席に目を向けると…。
大好きなカレに会いたい気持ちがつのるけど
他のカップルが楽しそうにしているのを見て、鈴木くんの面影が浮かんでしまったさつき。
しかし、大失敗した一回目の受験から時は流れ、2度目の受験が始まるのです。1年間努力を続けてきたさつき、S大学の受験で実力を発揮できるのか…?それとも…?
▶▶「1回目と全然違うじゃん」ついに始まった医学部受験で、私がビックリしたこととは
では、実際に医学部受験に挑んださつきの様子をお伝えします。
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