滞在後のリフレッシュ具合に驚き!タイ・ホアヒンのリゾート「チバソム、ホアヒン」でウェルネス旅<宿泊レポート>
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◆ラグジュアリーなウェルネスリゾート「チバソム」とは?
近年は旅行に癒しを求める人が増えているそうで、ウェルネスの旅は年々、人気を集めています。そのような中、多くの人がウェルネスという言葉を知らない時代から癒しの時間を提供し続け、今年30周年を迎えるのが「チバソム」です。「Conde Nast Traveller Germany Wellness & Spa Awards 2025」において、今年の「Best Traditional Healing Resort」を受賞しました。
「チバソム」まではバンコクから車で約3時間。交通手段としてはタクシー、空港やバンコク市内からはホアヒンまでバスも走っています。少しディープな旅を希望ならホアヒンまで鉄道利用も面白いかもしれません。
「チバソム」に送迎を依頼することも可能で、今回は送迎車でバンコク市内から移動しました。その豪華な車といったら!「チバソム」の健康的なスナックなども用意されていて、ラグジュアリーな旅がすでにここからスタートです。
一歩、敷地内に入ると、ここは楽園?と思えるほど、ガーデンや池がある自然豊かな癒しの世界がお出迎え。「チバソム」の滞在はリトリートプログラム、朝、昼、晩のお食事、運動などのグループアクティビティ、マッサージ・スパ(1日1回)がオールインクルーシブとなっていて、一般のリトリートは最低でも3泊からとなります。
宿泊者は事前に健康状態などを確認されるシートを記入しておいて、到着時にそれを元に、プロによるコンサルテーションを受診。そして、体調や自分の目的に合わせたプラン、スケジュールを組んでもらいます。
私は普段のデスクワークで体が凝り固まっているので、緩めることと、体と心を整えることを目的としました。他にもドクター、理学療法士、栄養士、トレーナーなどの専門家がいて、ダイエットやデトックス、リハビリ、アンチエイジングなどの目的で滞在する人もいます。そんなことから、世界中からリピーターが多いのもこの施設の特徴です。
ここでの滞在中は客室やライブラリー以外での携帯電話やスマートフォンの使用が禁止。それによって滞在者は自分としっかり向き合えます。プログラムに参加するため時間を確認することも多いので腕時計などを持参していくといいと思います。
ふと移動中や食事中にスマホを使えないことを思い出して、逆に普段、どれだけスマホに依存していたのか、自分の時間を持たなかったのかを知る機会となりました。
◆スパ・マッサージとアクティビティで整える
「チバソム」の魅力の一つは豊富なウェルネスリトリートがあることです。ダイエット目的や健康・エイジング、お肌管理などの美容エステ、そしてリラクゼーション重視のものまで様々。
今回、筆者用にセレクトしてもらったプログラムは下記の通りです。
1日目
コンサルテーション
ーDeep Hand Massage(50分)
ーオイルマッサージ(50分)
2日目
ーハタヨガクラス(50分)
ーストレッチクラス(50分)
ーアクアボクシングクラス(50分)
ーマシーンピラティス(25分)
ーフィジオセラピー(25分)
ーオイルマッサージ(50分)
ーチネイザン(50分)
3日目
ーオーガニックガーデン・マングローブエリアの見学
ーManual Lymphatic Drain(45分)
ーアロエボディマスク(50分)
ータイマッサージ(50分)
4日目
コンサルテーション(結果)
プライベート クッキングクラス(約90分)
このように体を動かすアクティビティもたくさんあるので、動きやすい水着、運動着などを持参しましょう。私は2日目にたくさん運動とストレッチをして、リフレッシュ。特にマンツーマンのマシーンピラティスは体も心地がよく楽しかったので、帰国後も続けようと決心する時間となりました。
そして、運動後に受けた身体の動きや機能を改善するフィジオセラピーが筆者にとって効果絶大。PCやスマホの使い過ぎで背中が丸まっていたのが、大きく開くようになり呼吸も深くなりました。
印象的だったのがチネイザンです。お腹へのタッチやマッサージで内臓の滞りを整えていくホリスティック施術。体だけではなく心も整えてくれ、最初は痛みがあるものの、トリートメントの最後にはリラックスしてぐっすり寝てしまうほど気持ちがよかったです。
毎日、マッサージが受けられるのも体と心の安定に繋がりました。(毎日のトリートメントに加えてオプションで追加しているメニューもあります)
◆豪華な客室でゆったりと過ごす
続いて客室をご紹介。「チバソム」はビーチ沿いにあり、オーシャンビューのお部屋もあります。
今回、筆者が滞在したのがガーデン内にある「Thai Pavilion Suite(タイパビリオンスイート)」。96平米の広さを持つ、タイ風の建築内に入ると、広々とした玄関とベッドルームが広がります。
スイートには屋根付きの屋外空間があり、池に流れる水音を聞きながら、ソファーに横たわってゆったりと過ごすのも至福の時でした。
数週間~1ヶ月以上連泊する長期滞在のゲストも多いので、クローゼットエリアも大きくて驚き。かかっているバスローブはプールなどでも使用可能です。その他、パジャマとしても使えるルームウェアの用意もあります。
大きな鏡がある洗面台は2つ。バスルームも広々していて、そのままガウンを着て屋外空間にも行けるように繋がっています。バスソルトの用意だけではなく、私の髪の毛は乾燥しやすいため、事前に確認をして、ドライ用のヘアケアアイテムを用意してくれているのも嬉しいサービスです。
室内にはウェルネス施設ならではの他にはないサービスや工夫があります。コンプリメンタリーのオリジナルスナックやドリンクは全て健康を考えられたもの。
ライムとナイフも置いてあって、お水や白湯に絞って飲めるようになっています。補充も常にしてくれるのでいつも絞ってお水を飲んでいました。
「チバソム」手作りのオートミールクッキーが美味しくてお土産に購入。専用のタンブラーも用意されていて、レストランでお水やレモングラスティー、ココナッツウォーターを頼めば注いでくれるので、常に持ち運びができます。レモングラスティーやココナッツウォーターはむくみやデトックスにもいいそうで、マッサージなども加わって滞在中はトイレに行く頻度が上がるのを実感。このタンブラーや部屋にあるトートバック、アメニティポーチはお土産として持ち帰ることができます。
プラスチック製品は極力排除しているため歯磨き粉も瓶に入ったタブレット。初めてタブレットタイプを使用しましたが、意外にしっかり磨けて使いやすかったです。
滞在中はバトラーサービスもありランドリーの確認や私がマンゴーとパパイヤが好きだと聞くとすぐに部屋に用意してくれるなど、いろいろと気を配ってくれ心地よく過ごせます。夜にはアロマも炊いていてくれるのでいい香りに包まれながらぐっすり眠れ、細やかなサービスと気配りの充実度も快適に過ごせるポイントの一つだと感じました。
◆ナチュラルやオーガニック食材を使ったヘルシーフード
「チバソム」では健康と栄養、そして美味しさを重視したウェルネスキュイジーヌがいただけます。地元の食材やチバソムのオーガニックガーデンで栽培している採れたての新鮮なハーブ、野菜などが取り入れられていて、ミューズリーなども海外のナチュラル製品を使用。
2つのレストランがあり、1つはビーチフロントにある「Taste of Siam」。朝・昼・夜の利用が可能です。全部のメニューにカロリーが記載されていて、ダイエット中の人には計算しやすいです。
朝食はアラカルトメニューとセミビュッフェスタイル。ヘルシーなものが多く、温泉卵やすき焼き、味噌汁などの和食もありました。ココナッツヨーグルトや米粉パンなどもあり、乳製品を抜きたい、グルテンフリー希望などに合わせて選べます。
毎日、丁寧に厨房で絞っている無添加のアーモンドミルクが、臭みもなく美味しすぎて驚きました。無駄なオイルや添加物を入れないために丁寧に一品一品、調味料から作っているそうです。
昼食はメインが毎日変わり、その他はビュッフェスタイル。基本は塩分やオイルを減らしているため薄味ですが、素材の美味しさを味わえます。
ディナーは全てアラカルトメニューから好きなものをオーダーするスタイル。これがどれも美味しくて食が進みます。私のおすすめはポメロサラダ、トムカーガイ(ココナッツスープ)、ラムグリルです。
タイ料理だけではなく、韓国料理のチゲやイスラム料理などがあり、毎日食べても飽きません。またどのお料理も一つの量を少なめに作られているのでいろいろ楽しめるのと、食事量を調整しやすいです。
2つ目のレストラン「The Emerald Room」では鍋料理が味わえました。しかもココナッツミルクのスープで、なかなか食べられない貴重なお鍋。お肉、魚、野菜もたっぷりでソースが絶品。ココナッツの甘味と素材の出汁が絶妙にマッチして美味しく、スープまでごくごくいただけました。
◆ウェルネス施設でカラダを整える
空いている時間は部屋でゆっくり過ごすのもいいですが、チバソムのエリア内にはプールやサウナ、ジムなどの施設もあるので、利用しながら体を整えるのもおすすめです。
地下にあるスパ施設にはサウナ、スチームサウナ、ジャグジー、冷水プールなどを完備。スパやマッサージを受ける前に訪れてサウナで整えてから受けると血行もよくなり効果もアップしたように感じます
プールは屋内、屋外に1つずつあります。屋外のプールサイドでは波の音を聞きながらプールサイドでゆっくりしているゲストもいました。
屋内のプールではエクササイズのコースも行われ、私はアクアボクシングを受けたのですが、やはり50分もプールに入っていると体が冷えてしまいます。
しかし、ここにもスチームサウナとジャグジーが完備されているのでしっかり体を温めることもできて温冷効果でリフレッシュできました。
また、クネイプウォークという足裏を刺激しながら歩ける設備もあり、これが心地よくツボを刺激してくれて気持ちよくておすすめです。
施設の目の前は海なので毎朝、海沿いを散歩するのも日課に。屋外のプールサイドの横から直接砂浜に出れるのですが、戻ってくると警備員さんが足をシャワーで洗ってくれ、スタッフがタオルとおしぼりを渡してくれるなど、まるでお姫様気分です。施設内全てにおいて、細かいところにも気を配ってくれるサービスも魅力だと感じました。
◆オーガニックガーデンとマングローブ植林・保全プロジェクト
今回、特別に「チバソム」のオーガニックガーデンを見せてもらいました。ここでは化学肥料や農薬を使わずに野菜やハーブ、果物を育てています。
ここから採れたての野菜がレストランに運ばれて作られているので、新鮮な食材のお食事がいただけるというわけです。オーガニック食材を毎日、食べられるのは贅沢なこと。そんな体の中からケアできるのはここならではです。希望すればタイミングによってガーデン見学も可能です。
有料のアクティビティではクッキングクラスもあります。今回、実際に参加してきて、専任シェフからウェルネスキュイジーヌの調理法を学びました。
なるべく素材を活かして無駄なものを入れないように、オイルや塩分も減らせるようにと工夫されていて、ここでの食のストーリーを知ることができます。正直、最初は食に対して、美味しいけれど少し薄味なものもあるかな?と感じていたものの、普段がジャンクフードを含めて必要以上に濃い味を食べていたのだなと、知れば知るほど、ここでいただく食への愛や美味しさ、理解が深まりました。
また、「チバソム」はホアヒンの環境保全のために、定期的なマングローブの植林も行っています。これにより鳥や魚などの生き物も増え、生態系の保護や子供たちと植林を行うことで教育への貢献にも繋がっているのだそう。
一度、「チバソム」のエリア内から外に出た時に、車のクラクションや街のノイズを聞いて、別世界にいたんだなと感じたほど、「チバソム」での時間は心の平穏をもたらしてくれていることに気づきました。3泊4日と短い滞在でしたが、肩が開き、呼吸がしやすくなったなどの変化も実感。
このように、体や心に変化を求める人から、ただシンプルにご自愛したい、ゆっくり過ごしたいと思っている人にまでおすすめの施設です。様々な体験をするほどに魅力がわかる施設なので、気になる方はぜひ一度、滞在してみてくださいね。(女子旅プレス/modelpress編集部)
■チバソム、ホアヒン(Chiva-Som Hua Hin)概要
電話:+6632536536
場所:73/4-6 Phet Kasem Rd, Hua Hin, Hua Hin District, Prachuap Khiri Khan 77110 Thailand
チバソム・コンシューマーサービス(日本からのお問い合わせ先)
03-3403-5355
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》