i-dle、日本初ツアーはソヨンの“日本アニメ愛”凝縮された世界観 個性全開のカバーに会場どよめき【[逢い-dle]詳細レポ/ソロカットあり】
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モデルプレス/ent/korean/talent

【写真】i-dle、美ウエスト&美脚際立つ衣装
◆i-dle日本ツアー アニメ世界観から幕開け、日本語MCに愛が溢れるステージ
i-dleは、2018年にデビュー以降、圧倒的な実力とビジュアル、さらに楽曲制作も行うセルフプロデュース能力でK‐POP界で大きな存在感を示してきた。リーダーのソヨン(SOYEON)は日本のアニメファンであることを公言している。その世界観が表現されたアニメと実写のオープニングVCRからスタートし、センターステージにロッカーが登場。そこから飛び出してきたミヨン(MIYEON)が「なに?ここはどこ!?」とかわいく登場し、大きな歓声を浴びながらもネボボ(ファンネーム)に向かって「私の友達みませんでしたか…?」とメンバーの名前を呼ぶと、メインステージに4人が登場。嬉しそうに駆け寄るミヨンの表情は輝いていた。
割れんばかりの歓声に包まれたまま『どうしよっかな』がスタート。清涼感溢れるステージで客席を笑顔で包み込み、そのままの勢いで始まった『傷つくのは嫌いだから』では、ソヨンが歌詞の通りパンをくわえるジェスチャーを見せ、5人がそれぞれビジョンに大きく映し出されながら楽曲の物語をしっかりと伝えていく。繊細な物語性をパワフルなパフォーマンスで届けられるのはさすが。『Klaxon』で夏の余韻を感じさせるようなテンションを高めると、5人が並び日本語で挨拶。頼れるマンネのシュファ(SHUHUA)が「ここで聞くネボボの声も大きくて良い感じです!もう一度聴いてみましょうか?みんな!叫べ~!」と煽ると大きな声が上がり、会場は早くも熱気に包まれた。全員がしっかり日本語でコメントを用意していたことに愛情が伝わる。ウギ(YUQI)がソヨンに「ここにアニメオタクがいますよね!?」と声をかけ、コンセプト紹介を促すと、ソヨンは「この“逢い-dle”というタイトルには大事な意味が込められています。それは“日本のネボボに会うための冒険”という意味です!」と説明。オープニングの芝居を再現するなど、クールさとわちゃわちゃ感を行き来する姿にネボボたちは大満足だった。
◆i-dle、ギャップ溢れるパフォーマンスで魅了
『Wife』では空気を一変させ、全員が腕を組み客席を見つめながら強い言葉のラップで繋ぎ、ネボボたちを圧倒。「何様なの」という言葉から始まる『Uh-Oh(Japanese ver.)』では、音を叩きこむようなパフォーマンスでダンスブレイクへ。ウギの強さとシュファの存在感、クールに登場するソヨンの主人公感が際立つ。オープニングの清涼感とのギャップに、彼女たちの表現の幅が感じられた。
『DUMDi DUMDi(Japanese ver.)』ではクールとキュートが交錯する緩急あるパフォーマンスで、夢のような空間を作り上げる。全員が手をつなぎ円陣を組む『Girlfriend』では、i-dleもネボボも笑顔でひとつになった。
◆i-dle、ユニットステージで個性全開
日本ツアーだからこそ日本のネボボを楽しませたいという想いで作られたユニットステージ。ミヨンは自身がミュージックビデオに出演し話題を呼んだ日本ドラマ『グラスハート』の主題歌であるTENBLANKの『永遠前夜』をカバー。RADWIMPSの野田洋次郎が紡いだ難しい音数の日本語を、原曲の熱い雰囲気とはまた異なり、優しくて温かい歌声を美しい花々に包まれながら、語るように歌い上げた。続くソヨンは「ずっと歌ってみたかった」というアニメ『デジモンアドベンチャー』の『Butter-Fly』をチェックのミニスカートにライダースジャケットを羽織り、マイクスタンドで嬉しそうに、力強く歌い上げるだけでなく、後半からはギターをかき鳴らしていく。その姿はとてもクールで、無邪気さを感じさせながらも、曲へのリスペクトに溢れている。
そして、ミンニ(MINNIE)とウギ、シュファが“何が好き~?”で大バズとなった『愛(ハート)スクリ~ム!』をいつもとはまったく違うガーリーなワンピースとヘッドアクセを見にまとい登場し、見事にあざといステージを披露。曲中、ネボボのざわめきが止まらないままステージを終えると、まったく異なる衣装に身を包んだ5人が並び、それぞれ嬉しそうに感想を言い合うと、そのままミンニが「私たちのいつもとは違う姿もお見せしたいと思います」と話し、『愛せなかった世界へ永遠にじゃあね』がスタート。5人がこの曲に想いを乗せ、伝える姿がビジョンを通し、すべてのネボボに伝わった温かい瞬間だった。
◆i-dle、圧倒的な表現力で魅せる後半戦
彼女たちの魅力のひとつはコンセプトの表現能力。ビジョンに『LATATA』と赤い文字で描かれ、『LATATA(Japanese ver.)』が始まり、多くのダンサーとともに真っ赤な衣装に身を包んだ5人が登場すると、ネボボのコールが響き渡っていく。ドラマティックなサウンドに、圧倒的なエナジーと美しさを同居させたパフォーマンスで一気に引き込み、サビでは炎が上がりさらに温度を上げると、一転、青い光の中で垂れ下がる幕の中から美しいシルエットでダンスを魅せる姿から『HANN(Japanese ver.)』が始まると、それぞれの個性がしっかりと伝わってくる。ウギの愛らしさにミヨンの華麗さ、シュファのしなやかな存在にミンニの親しみやすい愛おしさ、そして圧倒的なソヨンの主人公感がパフォーマンスから溢れ、大陸的なステージングとそのすべてが重なりあった神々しい美しさに目を奪われていく。
かと思えば『Senorita(Japanese ver.)』では、燃え上がるようなステージで魅せる印象的な表情で視線を奪い、ステージ上で真っ赤な衣装から真っ白な衣装に早着替えを披露し大きなインパクトを残していく。言葉を失うほどの世界観にネボボが染まっていると、ウギが「このステージたちは、本当にi-dleに夢中になるしかない!ネボボたちも呪文にかかりましたね?」と的を得たコメントを残し、大きなため息を誘った。するとミンニは「次のタイトルは“無敵”なので、この曲でもっと盛り上がりましょう!」とロックテイストの『Invincible』でパワフルに魅せていくと、ミヨンが「私たちが皆さんの前に行くからね!」と言い、『Allergy』『Never Stop Me』とそれぞれがトロッコで客席を周り、ずっと会いたかったネボボのすぐ近くまで行き、笑顔を交換し合っていた。
◆i-dleラストスパート、そして感動のアンコールへ
ミヨンが「こんなステージならいくらでも遊べると思います!」と言う通り、ネボボたちも興奮。そのままラストスパートに入り、それぞれが小さなバッグを持ち、『MY BAG』を歌いながらセンターステージまでの花道をウォーキングする姿は最高にクール。ミンニの美しい歌声が強く鳴り響くなかウギが低音で攻め、そこにシュファが華麗な花が咲いていくように歌う姿はとても印象的。全員が立つだけで画になる、強烈なオーラに感動していると、たたみかけるように『TOMBOY』のイントロが開始。すると一気にネボボのコールが始まり、それにこたえるように圧倒的なパフォーマンスを見せ、会場はひとつに。まだまだ休ませることなく『Queencard (Japanese ver)』では会場が大きく揺れるほどに盛り上がり、ウギが「みんな一緒に!」、ミンニが「もっと強く!」と煽り、ここまで楽曲たちを支えてきたバンドメンバーが紹介され、ソヨンが「最後はi-dleらしくもっと熱く行きましょう!」と叫び、爆発的に勢いのある『Good Thing』で盛り上げ本編は幕を閉じた。
アンコールでは『どうしよっかな』をRemix ver.として再度披露。ラストのMCではそれぞれがファンへの想いを言葉にすると、最後に『Tung-Tung (Empty)』では“まだやりたいことはたくさんあるし”とライブへのメッセージのような歌詞で心を掴み、ドラマティックな『Neverland』で全員が一列になり感謝を伝え、ステージを去った。
爽やかで親しみやすい姿から圧倒的で近づくことのできない迫力のある姿、さらにはコンセプチュアルで非現実的な姿を楽しませてくれた、最高に素敵な一夜となり、早くも彼女たちの2度目の日本ツアーが楽しみで仕方ない。(modelpress編集部)
◆2025 i-dle fast japan tour[逢い-dle]10月4日公演セットリスト
01.INTRO+どうしよっかな
02.傷つくのは嫌いだから ※Fate (Japanese ver.)
03.Klaxon
04.Wife
05.Uh-Oh(Japanese ver.)
06.DUMDi DUMDi(Japanese ver.)
07.Girlfriend
08.永遠前夜(Forever Eve)- MIYEON
09.Butter-Fly(デジモンアドベンチャー OST) - SOYEON
10.愛スクリ〜ム!- MINNIE, YUQI, SHUHUA
11.愛せなかった世界へ永遠にじゃあね
12.LATATA(Japanese ver.)
13.HANN(Japanese ver.)
14.Senorita(Japanese ver.)
15.Invincible
16.Allergy
17.Never Stop Me
18.MY BAG
19.TOMBOY
20.Queencard(Japanese ver.)
21.Good Thing
22.どうしよっかな(Remix ver.)
23.Tung-Tung(Empty)
24.Neverland
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《モデルプレス》