子供たちが考える修学旅行…中野区、費用も全額補助へ
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中野区では、子供たちの意見を尊重し、安心して表明できる場を増やす取組みを進めている。1学校あたり小学校で20万円、中学校で30万円の予算を使い道として子供たち自身が企画・提案した行事などを行っている。
子供の意見を反映させた教育活動をより一層推進していくため、2026年4月より修学旅行や移動教室などの行き先や内容に、子供たちの考えを反映できる仕組みを導入する。区立小学校では、これまで教職員など大人が決めていた移動教室先での体験活動を、今後は小学生自ら考えることができるようにする。また、区立中学校では、これまで教職員など大人が決めていた校外学習先や修学旅行先、卒業遠足先を、今後は中学生自ら考えることができるようにする。
これに加えて、中野区は学齢期の子供が質の高い教育を受け、充実した学校生活を送り、保護者は安心してその成長を見守ることができるよう、2026年4月より区立学校の教育に関する費用負担補助の実施を予定している。中野区では、すでに学校給食に対する保護者負担補助を行っているが、その範囲をさらに拡大し、教材費や校外学習費なども補助対象に含めることとした。
具体的には、区立小中学校に在籍する全児童生徒を対象に、修学旅行費や校外活動費、移動教室費、教材費など、現在学校が保護者から徴収している費用すべてが補助される。これにより、保護者が教材や修学旅行等に関する費用を直接負担せずに済むようになり、安心して活動に参加できる環境をつくる。
《工藤めぐみ》
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