神奈川県公立高生の大学進学率65%…普通科卒の進学率が最多
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この調査は、文部科学省が実施する「学校基本調査」と神奈川県が実施する「公立高等学校等生徒の異動および進路に関する調査」の調査結果をもとに、2025年5月1日現在の状況を取りまとめたもの。集計対象は、2024年度(2025年3月卒)卒業生の在籍した県内公立の高校149校と中等教育学校後期課程2校、特別支援学校高等部46校。
全日制課程の卒業者総数は前年度比136人増の3万7,678人。このうち、大学等進学者数は前年度比362人増の2万4,601人、専修学校(専門課程)進学者数は前年度比347人減の6,329人、就職者等数は前年度比31人増の3,370人など。卒業者総数に占める割合は、大学等進学者数が65.3%(前年度比0.7ポイント増)でもっとも高く、ついで専修学校(専門課程)進学者16.8%(同1.0ポイント減)、就職者数8.9%(前年度同率)だった。
大学等進学者の内訳は、大学(学部)2万3,707人(前年度比1.0ポイント増/455人増)、短期大学(本科)823人(同0.3ポイント減/123人減)など。予備校通学者など大学等進学準備中の者は前年度比244人増の2,316人で、卒業者総数に占める割合は6.1%。前年度と比べると0.6ポイント上昇した。
学科別の進路状況(全日制)をみると、大学等進学者は普通科卒70.2%がもっとも多く、ついで総合学科卒49.4%、専門学科卒37.8%。専修学校等進学者は、総合学科卒33.4%、専門学科卒22.6%、普通科卒17.4%の順に多い。一方、就職者等は専門学科卒34.2%、総合学科卒11.0%、普通科卒5.1%の順に多く、専門学科卒業生の就職割合が目立って高いことがわかった。
県立高校別の進路状況(全日制)をみると、大学(学部)進学者数は、横浜翠嵐が346人中304人、湘南が353人中242人、柏陽が310人中272人、横浜緑ケ丘が275人中232人など。集計結果は神奈川県のWebサイトで公開している。
《川端珠紀》
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