本作は、人生詰んだどん底サラリーマンが、再就職した会社で“ちょっとだけ”エスパーになり、仲間たちと世界を救う…(!?)ジャパニーズ・ヒーロードラマ。
先週放送の第4話は怒涛の急展開が連続し、SNSが騒然。誤ってEカプセルを飲んだ四季(宮崎あおい)のエスパー能力が発現。誕生日ケーキでお祝いする文太(大泉)を、ろうそくに灯った火を消そうとした四季が縁側まで吹き飛ばし、“吹っ飛ばしエスパー”であることが判明した。
これには「四季ちゃん覚醒!」「一番攻撃力高そう」など驚きのコメントが続出。ついに明らかになった四季の能力だが、実はこれまでのオープニング映像にも出ていた“エスパーエージェントライセンス”に表記されていた絵文字の伏線を回収した形となった。オープニング映像には、まだまだ秘密が隠されていそうだ。
さらに、桜介(ディーン・フジオカ)と息子の紫苑(新原泰佑)が急接近。心の中で喜びをかみしめる桜介とは逆に、紫苑は何やら不穏で…。
桜介から受け取った花束を冷たい表情でゴミ箱に捨てるというまさかの行動に「桜介と紫苑くんの交流にほっこりしてたのにこういう所が野木亜紀子おおおおおお!!!」「え!?!?!? もしかして父親ってわかっててあれやってるの?」など、視聴者はがく然…。
そして謎の女性・久条(向里祐香)が市松(北村匠海)と紫苑にEカプセルを飲ませるという衝撃のラストシーンには、「市松と紫苑も繋がってんの?」「なんでその薬を」とザワザワ。急展開の連続に「読めない(面白い)」「急展開すぎて頭が追いつかない」という声があふれた。
第5話に吉田鋼太郎が登場! 円寂の過去に関わる男に…「待ちに待った初共演」多数の舞台作品をはじめ、日本のみならず海外でも大ブームを巻き起こした「おっさんずラブ」シリーズや、「unknown」などドラマや映画で幅広いキャラクターを演じ、人々に愛され続ける名優・吉田が、本作で演じるのは円寂と因縁のある男・結城。
これまで桜介や半蔵(宇野祥平)ら文太の仲間たちの重い過去が明らかになってきたが、壮絶な過去をもつのは円寂も同じで、ひとりの男に振り回された人生だったことが分かる。そんな円寂の人生を大きく揺さぶった男・結城を演じるにあたり、吉田は「待ちに待った初共演できっと何かが起こるに違いないと現場に臨みましたが、やはり高畑さんの放った突然のアドリブに対応できず、まさに役者が違うという感じでした」とコメント。
「本当に凄い人です。そしてチャーミングで素敵な方です」と、高畑と共演した感想を語っている。はたして、円寂が背負って生きてきた壮絶な過去、そして結城との因縁とは…? また、吉田が「高畑淳子と吉田鋼太郎の濃い愛憎劇、お見逃しなく!」と語った今後の展開にも要注目となっている。野木亜紀子の本領発揮!ヒーローVSヴィランの新展開
第5話から、いよいよ物語の核心に迫るシビアな展開が幕を開ける。
「ノナマーレ」のボス・兆(岡田将生)から緊急招集された文太たちに与えられたのは、いつもと様子の違う特別ミッション。しかも、【ある組織が受け渡しを行う青いケースを奪って海中に沈める】というこのミッションは、人の命がかかっている重要案件。そのうえ、文太は兆からある《使命》まで託される。
そして迎えたミッション当日。作戦を立てて、受け渡し現場に向かった文太たちの前に現れたのは、市松、紫苑、久条。しかも、彼らは対峙した文太たちになぜか憎しみの目を向けている。
ついに、青いケースを巡る“本格アクションバトル”が繰り広げられることに。さらに、市松たちと対峙する中で、文太たちはミッションの本質に触れることになってしまう。はたして、文太たち《ヒーロー》を目の敵にする市松たち《ヴィラン》の目的とは…?
ここからは野木亜紀子脚本の本領発揮といえるシリアスな展開へと突き進んでいくことに。なぜ、ちょっとだけエスパーなヒーローたちは意味不明なミッションに取り組んでいるのか、なぜ人を愛してはいけないのか、そして世界を救うミッションの邪魔をするヴィランの真の目的とは――。
「ちょっとだけエスパー」は毎週火曜21時~テレビ朝日系にて放送中。第1~4話はTVerにて見逃し配信中。
※宮崎あおいの「崎」は、正しくは「たつさき」



